ベガスの恋に勝つルール
What Happens in Vegas
2008/アメリカ/FOX/99分
出演:キャメロン・ディアス アシュトン・カッチャー ミシェル・クルージ レイク・ベル クイーン・ラティファ
監督:トム・ヴォーン
http://movies.foxjapan.com/vegas/
※動画はQuickTime形式です。
法廷コメディ [88点] [参考:1]
※ネタバレを含むレビューです。
これはラブコメとしては、非常に面白かった部類でした。二人の仲の悪さが面白いです。オレンジやフランスパンを投げてケンカするところとか、結構ハチャメチャなところも良かった。
男も女も2人ともとても友達にしたいと思える性格じゃないんですが、だんだん仲良くなっていくところは、まさに想像通り。最初からストーリーは多分こうだろうとわかりきってましたけど、ことごとく僕の期待していた展開に進んだので、これぞハリウッドと最後はゴキゲンになりました。脇役キャラのアクの強さもたまりません。『ノッティングヒルの恋人』、『愛しのローズマリー』などなど、こういうお約束の展開って大好きです。
仲が悪い2人が気がつけば結婚してて、嫌い同士サバイバル的な生活になるわけですが、これでもかというくらい仲の悪い二人が、いかにしてひかれあっていくか、そのプロセスが見ものでした。このキャメロン・ディアスは今まででも最も好感度が高かったかな。一瞬、あれっと、恋してしまう瞬間を体験できた思いです。キャメロンの映画ではこれはベストかもしれません。
タイトルにはベガスとありますが、基本ばりばりニューヨーク映画です。ニューヨークの町の雰囲気が活き活き描かれています。ラブコメというよりは法廷コメディ。家庭裁判について描いた映画です。
これは男と女とで考え方がこうも違うのかということを思い知らされた映画でもあります。例えばキャメロンを振った元彼が、またやりなおしたいといってきたシーン。男の目線からみれば彼が本気でよりを戻したいと思っているのはよくわかるし彼なりの誠意も伝わるのですが、女の目線からみれば「私を見下して最低の男ね」という気分なのでしょう。元彼はキャメロンを傷つけていることすら気づいていない。男と女の関係って、本当に複雑なものだなあと思います。男の目線から見ればキャメロンはなんて自分勝手で高慢ちきな女なんだと思うけれど、女の目線から見れば多分アシュトンのことがそう見えるんだろうなあ。だから男という生き物と女という生き物はケンカをするわけで。いやー、そこが深い!
お互いに一歩も譲らないけれど、そういう意味では相性は抜群。結局キャメロンとアシュトンはお互いに気を遣わない仲だったからうまくいったんですね。ラストシーンでアシュトンに自分を探させたキャメロンが心憎いです。
それにしても、前から話には聞いていましたが、向こうのレディは便座が上がってるだけであんなにキレるもんなんですね。というか、これって男の部屋なのにね。
2009/04/26 04:00 (2009/05/04 14:09修正)
シネマガ管理人
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