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スター・ウォーズ/帝国の逆襲

Star Wars: The Empire Strikes Back
1980/アメリカ/FOX/124分
出演:マーク・ハミル ハリソン・フォード キャリー・フィッシャー アンソニー・ダニエルズ ビリー・ディー・ウィリアムズ デヴィッド・プラウズ ジェームズ・アール・ジョーンズ ピーター・メイヒュー フランク・オズ アレック・ギネス ケニー・ベイカー 
監督:アーヴィン・カーシュナー
製作:ゲイリー・カーツ
脚本:リー・ブラケット、ローレンス・カスダン
撮影:ピーター・サシツキー
音楽:ジョン・ウィリアムズ

偏差値:62.9 レビューを書く

ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない [90点] [参考:1]

※ネタバレを含むレビューです。
今作はサブタイ通り、前作より(色んな意味で)恐ろしい帝国軍側の視点から描いている。これが本当に恐ろしくて、ミレニアムファルコン号を逃したら、とりあえずダース・ベイダーが艦長を殺して、また新しい艦長を選んで、それでも失敗したらまた殺すみたいな、クビや降格じゃなく殺す辺り、帝国軍の中間管理職は地獄だぜ!全部自分が指示してる癖に、失敗だけは下の者に押し付けるとかまさに現代日本の構図すぎる。やはりスター・ウォーズは時代の先を行っいてたか・・・

宇宙が舞台のスター・ウォーズでホスの戦いのような陸での多人数対多人数は初めてで、AT-ATのあのちょっと動きがぎこちないながらも同盟軍を圧倒するシーンは凄かった。これ書くに当たってちょっとwikiで調べた所、AT-ATは同盟軍に恐怖を与える為に脚部を大きくしすぎたせいで、バランスが悪くなり、ワイヤーによる攻撃が有効だったそうです。帝国軍はおちゃめですね。

最強のフォース使いのヨーダも今作初登場。ボケ老人丸出しでやって来るヨーダをルークは最初気付かなかったけど、観客からしたら、「志村!後ろ後ろー」くらいの安定感で観れます。「普段やる気なさそうな奴ほど強い」のテンプレもここから始まったのだろうか。

ソロとレイアのロマンスも見所ですね。レイアのソロに対する態度は俗に言うツンデレでしょうか。更にソロが冷凍されるシーンの「知ってたさ」の名セリフハリソン・フォードのアドリブらしく、キャラクターの魅力はそれを演じる俳優から生まれると思わせてくれるエピソード。

最後の見所はルーク対ダース・ベイダーの一騎打ち。ライトセーバーでの戦い方一つでも、ダース・ベイダーは暴力的な攻撃を繰り出し、徐々に押されていき、恐怖から逃げるように攻撃するルーク、そこからもキャラクターの感情がしっかり現れています。そしてダメ押しは、わしが親父発言。これでもかという程、徹底的に叩きのめす。「帝国の逆襲」のサブタイは伊達じゃない。

ここまで散々書いといて、実は旧三部作の中では一番好きではないです。次回作への準備みたいなストーリー展開がちょっと。その中にもちゃんとしたスペクタクルはあるので、決してつまらないわけじゃないんですけどね。俺、帝国軍に入ってベイダー卿に首絞められたいッス!とい人にはオススメ。

2010/06/07 05:50

ハローメロウ

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中途半端なところで終わるのに見せ場いっぱい [99点]

三部作の中間の作品とあって中途半端に終わってますけど、そうとは思えないほど盛り沢山の内容で、見せ場の多さ、ストーリーの巧妙さでいえばオリジナル作品を凌駕するかと思いますね。ルークとダース・ベイダーの初対決シーンにはワクワクしました。ヨーダも無茶苦茶可愛い。ヨーダの教える言葉は実生活でも使えそうです。

2008/07/25 20:45

シネマガ管理人

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