The Holiday
2006/アメリカ/135分
出演:キャメロン・ディアス ケイト・ウィンスレット ジュード・ロウ ジャック・ブラック
監督:ナンシー・メイヤーズ
脚本:ナンシー・メイヤーズ
音楽:ハンス・ジマー
撮影:ディーン・カンディ
偏差値:60.5 レビューを書く
美男美女は数年に一度ラブロマンス作品に出てください [85点]
キャメロン・ディアス?
またラブコメ?
私はキャメロン全盛期(『メリーに首ったけ』の頃)に一番多感だった頃を過ごしながら映画を観ておったので、「ラブコメ女王」のイメージの強いキャメロン。
で、結構もう彼女の作品はラブコメ以外にも数々観てきているので、少々彼女のロマンスものには辟易していた感があって、正直この作品も結構馬鹿にしていた。
「もっと違う作品に出ればいいのに・・・」
しかししかししかし!
これが楽しめちゃったのなんのって!
たぶん最近のキャメロンのラブコメは観てないけど、このジャンルで彼女の出ている作品の中では一番好きかもしれない。
まず、ジュード・ロウが格好いいってばない。
そんなにタイプじゃないんだけど、この作品で私はおちました(笑)
そんでもって、ジュードの妹、厳密に言うとたぶんこの物語の本当の主人公、アイリス役のケイト・ウィンスレットがまたいい。
彼女って、個性的だったり深刻な不幸を背負っていたり、厳格で強い女性だったりっていう役が多いけれど、こういう役もハマるもんだなと新たな発見。大好きになった。
ジャック・ブラックが相手役っていうのがまたニクいじゃないか。
今は落ちぶれた偉大な脚本家アーサーがいい味を出していて、彼の存在がアイリスとマイルズの関係にとてもいい影響を与えている。こういう人物の使いかたがうまいナンシー・マイヤーズ。
ちょっと長いけれど、期待を裏切らない王道で極上のラブコメ。
ジャックの存在がなければここまでおもしろくはなっていないと思うのだけれど、ケイトやキャメロン、ジュードのような美男美女は、自分のキャリアや俳優としての欲求もたくさんあるとは思うが、パッとしない日常に嫌気がさしながら、何もできず悶々と暮らしている私のような一般人の心に、ときめきと潤いを与えてくるこういう作品にも、ときどきはぜひちゃんと出てもらいたいなと思ってしまう(笑)
ところでナンシーってマイヤーズ? メイヤーズ?
2010/02/28 11:22