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ハンター

The Hunter
1980/アメリカ/98分
出演:スティーヴ・マックイーン イーライ・ウォラック ベン・ジョンソン キャスリン・ハロルド レヴァー・バートン 
監督:バズ・キューリック
製作:モート・エンゲルバーグ
原作:クリストファー・キーン
脚本:ピーター・ハイアムズ、テッド・レートン
撮影:フレッド・J・コーネカンプ
音楽:ミシェル・ルグラン

(データベース登録者:frost

偏差値:62.0 レビューを書く

MA-1 [100点] [参考:2]

久々にDVDを観ました。 MA-1を着ている私同様のオヤジさん方々を見るとこの映画を思い出します。 しかし・・・ 最近の映画を観て、「この服カッコイイ!」と思い、着たくなる服は全くと言っていいほどありません。。  若者よ、MA-1を着ろ! いや、昔の映画を見ろ! オヤジというかジジイとなったハリウッドスターの若かりし頃の姿が、今君達がカッコイイと思っているアイドルや役者よりも桁違いにカッコイイ事と、本業でもプロフェッショナルだからこそ今でも現役だという事を改めて認識できるはずです。 これがオヤジの戯言であるか、ないかは・・・

2008/12/25 03:38

B級スター

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マックィーンが最期に選んだヒーロー [85点]

撮影が1979年の9月から11月ということだから、マックィーンが50歳で癌で亡くなる1年前。日本公開は死の1ヶ月後。まさに人生最後の瞬間に撮られた映画になる。

マックィーンは、上昇志向が強く、完璧な"強いヒーロー”にとことんこだわった俳優であった。そのために数々のスタンドプレイや騒ぎも起こした。

しかし、彼が人生の最後に選んだ"ヒーロー”、ラルフ・ソーソンはずいぶん人間味豊かでスローなヒーローである。冒頭の縦列駐車ができないところからおかしいが、ぼろぼろのレンタカーを返しに行くときのとぼけた風情や、バック・ロジャースのおもちゃを熱心に集めている様子など、妙に肩の力が抜けている。

トラクターのカーチェイスやシカゴ地下鉄のアクションなど、強いヒーローぶりも健在ながら、余裕というか遊びというかいい意味での”ゆるさ”がある。また、家に帰ると臨月の恋人がいるのだが、結婚して父親になるということに踏ん切りが付いていない様子がおかしい。

ラストカットはそういうソーソン/マックィーンの人間味を鮮やかに描き出して素晴らしい。マックィーン自身のファイナルカットとしてもふさわしいものだったと思う。

2008/05/19 21:34

frost

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