Atonement
2007/イギリス/東宝東和/123分
出演:ジェームズ・マカヴォイ キーラ・ナイトレイ シアーシャ・ローナン ロモーラ・ガライ ヴァネッサ・レッドグレーヴ
監督:ジョー・ライト
偏差値:56.4 レビューを書く
けれども、もう寝なくては [80点] [参考:1]
このレビューはネタバレを含みます
主演は、人気若手女優キーラ・ナイトレイと、ここ最近のハリウッドにおいて飛ぶ鳥を落とす勢いで成長するジェームズ・マカヴォイというフレッシュな競演。あと可愛い女の子。
僕は前もって原作を読んだ人間なので、小説と映画、その違いを探しながら、楽しみながら観ました。ラスト以外は比較的原作に忠実だったと思います。
一人の少女の悲しみとか自惚れとか色んな感情が混じった先に悲劇が起きる事になるのですが、それまでの過程を美しい風景と共にテンポ良く見せてくれて高評価。
たださっきも言った通り、僕は原作を読んでて誰が悪いとか全部知ってて、しかもソイツの(原作読んだ人にしか分からないようなレベルではありますが)凄い悪どい顔のアップとかあるもんだから、つい「そいつが犯人よ。逃げてー」とかツッコミを入れてしまいました。そういう意味では原作を読んでない人の方が楽しめる作品かもしれません。
悲劇の後、戦争編と看護師編に続きます。この流れも細かいエピソードも原作に忠実。それにしても、頭に穴の開いた青年はビジュアル化するとあんな感じになるのですね。
そして、ロンドン1999年。原作とは違った形ですべての真相が語られる。個人的には原作のラストの方が好き。あの劇はすべての糸を一つに繋げる為に必要だったと思います。
というわけで、ここまで原作と映画を比較しつつ感想を進めてきたわけでありますが、結局の所どっちも甲乙つけ難いので、両方ともどうぞ(なんだこのオチ)。
2008/12/05 22:26 (2008/12/06 00:41修正)
ハローメロウ
2008年9月26日より、『つぐない』のDVDがユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパンより発売中。『プライドと偏見』のジョー・ライト監督が、再びキーラ・ナイトレイを起用して切なくも美しいラブ・ストーリーを完成させた。