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Radio Days
1987/アメリカ/89分
出演:ミア・ファロー ダイアン・ウィースト セス・グリーン ジュリー・カヴナー ダイアン・キートン 
監督:ウディ・アレン
製作:ロバート・グリーンハット
製作総指揮:ジャック・ロリンズ/チャールズ・H・ジョフィ
脚本:ウディ・アレン
撮影:カルロ・ディ・パルマ
美術監督:サント・ロカスト
音楽:ディック・ハイマン

(データベース登録者:frost

偏差値:57.0 レビューを書く

アメリカンな雰囲気いっぱいの楽しい映画 [80点]

1940年代前半の、とあるユダヤ人家庭の日常生活。まだテレビの普及していなかった時代にラジオを楽しむ家族の様子や、番組放送の現場に関するさまざまなエピソードが積み上げられて一本の映画になっている。ウディ・アレン本人の思い出を織り込んでいる自伝的な作品。

「エピソードの羅列で映画をつくる時、エピソードの面白さやリズムやスタイルを巧く持続させなくてはいけない。これには大変気を遣う。」とウディ自身が述べているとおり、さまざまなエピソードの緩急、笑いとしんみり、いくつかあるストーリーのかみ合わせなどが周到に計算されているのがわかる。加えて、室内の調度やファッション、町の様子などオールドアメリカンな雰囲気を十分楽しめるのも良い。

こういうタイプの映画は語られるエピソードと自分の実体験とのシンクロ具合でずいぶん面白さも変わるでしょうね。日本人だし、テレビ世代だし、ウディ・アレンが仕掛けている魅力の半分も受け取れていないのかも、とふと思う。

2008/05/18 23:54

frost

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