2008/日本/ギャガ・コミュニケーションズ/110分
出演:市原隼人 佐々木蔵之介 麻生久美子
監督:塚本連平
偏差値:61.4 レビューを書く
自転車のシーンは「E.T.」以来の感動 [85点] [参考:1]
傑作だと思います。学生グループと駐在さんの戦いを描いた作品。高校生の青春を、ノスタルジックなタッチで描いていて、登場人物たちの人情味に結構涙腺がゆるみました。
なんといっても高校生たちが生き生きとしていて素晴らしいですね。とはいってもやることといえば、はっきりいって小学生レベル。でもそういう無邪気さが妙に可愛らしくて、体は大きいけれど、なんだか母性本能をくすぐる子供みたいに思えてくるわけです。
彼らの趣味はいたずら。毎日いたずらして駐在さんに怒られます。本当に4コママンガのギャグみたいに汚れなき悪戯です。
学生たちが、喫茶店の店員に憧れちゃって、毎日会いに行くところも可愛い。ブラウスから透けてみえるブラジャーを見てニヤニヤするところがいいですね。
そしてクライマックスでは花火を盗もうと大きな計画を立てます。花火を盗むという発想がたまらんです。そして自転車で走る走る。これがバイクだったら不良になるけど、自転車だから画になる。自転車を必死で漕ぎながらひたすらみんなでわーわー叫ぶところを見ていると、何だか泣けてきましたね。「E.T.」以来の感動です。若いっていいなあ。
駐在さんも毎日コラと怒鳴ってばかりだけど、そこには愛を感じます。あと、竹中直人、ちょっとだけの登場だったけど、素晴らしい!
2009/08/24 01:19