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2003/アメリカ
出演:ユマ・サーマン ルーシー・リュー ヴィヴィカ・A・フォックス ダリル・ハンナ 千葉真一 栗山千明 ゴードン・ラウ ジュリー・ドレフュス 
監督:クエンティン・タランティーノ

偏差値:65.0 レビューを書く

映画とはセンスである [99点]

はじめ映画館で見たときはイマイチピンと来なかったけど、Vol.2を見て好きになったシリーズ。それで、映画館でたまたままたこのVol.1をまた見る機会ができたから久しぶりに映画館で見てみたけど、今度は大好きになりました。もうこのセンスの良さがたまらない。その直後にDVDでまた見てみたけど、DVDだと音がいまいち。DVDじゃこの良さはわからないですね。音楽のセンスもいいし、ベテラン俳優たちの声もいぶし銀でみんなかっこいい。やっぱり映画館の大音響でガツンと見なくては。

なんというか、全体的にすべてにおいてセンスがいいんですよね。かなりキテマス。オープニングのロゴマークのレトロな雰囲気から、こりゃ一味違うなとそんな予感。そしたらこの映画、色々な旧作映画のスタイルが見本市のごとく取り入れられていて面白い! そしてその全部がかっこよく決まっています。

なんかタランティーノが自分の好きな世界を形にするために趣味で作ったような感じなのに、好きなことを好きなだけやって、それが見事に万人の鑑賞に耐えられる完成度の高さ。映画は監督ひとりのものじゃないのに、美術もカメラも全部タランティーノの世界をそのまんま形にしているからすごいんです。ヴィヴィッドに迫ってくる映画。映画への愛を感じます。すごいです。圧倒されます。

2012/05/04 03:25

シネマガ管理人

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