ツレがうつになりまして。
2011/日本/東映
出演:宮崎あおい 堺雅人 吹越満 津田寛治 犬塚弘 梅沢富美男 田山涼成 大杉漣 余貴美子
監督:佐々部清
原作:細川貂々
脚本:青島武
http://www.tsureutsu.jp
健やかなる時も、病める時も、キミと一緒にいたい。
実話から生まれた大人気コミックエッセイ、待望の映画化!
マイペースな妻“ハルさん”と、超マジメな夫“ツレ”に人生の危機!?
人生は晴れたり、曇ったり…。だから、マイペースに前へ進もう。
ほんわかハッピーで、ホロっと泣ける<珠玉のラブストーリー>が誕生しました。
生真面目なサラリーマンだった夫はマイペースなスローライフを送り、ネガティブでおっとりキャラの妻はポジティブなしっかり者に変身!?
本作は、夫がうつ病になったことをきっかけに、これまでの自分たちを見つめ直し、成長していく夫婦の姿を描いた、細川貂々(ほそかわてんてん)さんのベストセラーコミックエッセイ「ツレがうつになりまして。」(幻冬舎文庫)の待望の映画化!ともすれば暗くなりがちなうつ病という題材を明るくコミカルに綴った原作の良さをそのままに、人は十人十色、夫婦は百人百色、だからハッピーをモットーに自分たちらしくあろう!という型にはまらない夫婦のあり方をユーモアたっぷりに描いている。相手を思いやり、お互いの肩にちょこっと寄りかかりながらゆっくりと前に進んでいく晴子と幹男の夫婦の姿は、観る人にあたたかな感情と深い感動を与えてくれるだろう。
そんな珠玉のラブストーリーが<今秋>誕生!
佐々部清監督×日本映画界を牽引する
俳優・宮﨑あおい&堺雅人コンビが作り上げる、理想の夫婦像。
「日本が抱える大きな問題をアッケラカンと吹き飛ばす原作のパワーに魅了された」と原作に惚れ込みメガホンを取ったのは、日本アカデミー賞に輝く『陽はまた昇る』『半落ち』の佐々部清監督。脚本家・青島武氏と熟考を重ね、3年越しで映画化を実現させた。
主演は『少年メリケンサック』『ソラニン』『劔岳 点の記』など幅広い役柄を演じ、若手女優のトップを走る宮﨑あおい。“ツレ”を支え、たくましく成長していく妻・晴子を演じている。そして、うつ病という難役に挑むのは『クライマーズ・ハイ』『ゴールデン・スランバー』『武士の家計簿』の実力派、堺雅人。今回は愛する妻のために懸命に病と闘う夫“ツレ”を熱演。この2人によって、ごく平凡な夫婦の日常がドラマティックに映し出され、その演技は観る者をくぎづけにする。宮﨑と堺が夫婦役を演じるのは大河ドラマ「篤姫」に続き2度目。本作でも心地いいコンビネーションを発揮、「篤姫」コンビから『ツレうつ』コンビへ――またひとつ理想の夫婦像を誕生させた。
【Story】
うちの家族は、私(妻・髙崎晴子)とツレ(夫・幹男)とイグアナのイグのちょっと変わった家族だ。
ツレは仕事をバリバリこなし、毎朝お弁当まで作っちゃうスーパーサラリーマン(だった)。おまけに性格は超ポジティブ。そんなツレがある朝、真顔で「死にたい」ってつぶやいた!何があったのツレ?一体どうしちゃったのツレ?
病院での診断結果は、うつ病(心因性うつ病)だった。仕事の激務とストレスが原因らしく――そういえば、病気の予兆があったようなないような?結婚5年目、ツレの変化にまったく気づかないなんて…ゴメンね、ツレ。そして、うつ病の原因が会社にあるなら辞めちゃえばいいのになって思った私は「会社辞めないなら、離婚する!」と告げた。
会社を辞めたツレが主夫になり、家事嫌いの私は内心嬉しかったり……。でも、ツレのバカ真面目で完璧主義な一面もクローズアップ!時々イラッとすることもあるけれど、私は以前より明るい性格になれたし、グチグチ文句を言わなくなったし、病気が教えてくれたこともたくさんある。しかし、収入源がなくなり髙崎家は貧困街道まっしぐら!そこで私は編集部へ行き、大胆発言をした。
「ツレがうつになりまして、仕事を下さい!」
私は新しい仕事をもらい、ツレの体調も徐々に回復に向かい、ほっと一安心。もう二度とあの元気なツレに会えないの?と不安になったこともあるけれど、考え方次第で人生はハッピーになると知った。
そして、小さなつまずきのその先には、ある奇跡のような出来事が待っていた。
2011年10月8日(土)公開