トランスフォーマー/ダークサイド・ムーン

そろそろ限界かな [75点]

予告編でサンドウォームみたいな巨大メカが巻き付いたビルをへし折る場面がやたら迫力があったので映画館で観たかったのですが、公開中は観に行けず、ようやくWOWOWで鑑賞しました。

大画面テレビとはいえ42型の大きさでは当然のことながら映画館の大画面、大音響の迫力と比べると負け負けですが、画面の大きさは別としても、ストーリー的にはこのシリーズもそろそろ限界がきているような印象を受けました。

１作目では自動車やトレーラーが人型ロボットにトランスフォームする変形の見事さに目を奪われましたが、さすがに３作目となると変形に目新しさはなくなっています。

あとはストーリーで観客をどう引きつけるかですが、結局は同じ様な変形と戦いが繰り返されるので少しばかり飽きてきました。

似たようなロボットがたくさん出てくるのもどんなものでしょうね。とりあえずカラフルな方が人類の味方のオートボットたちだとはわかりますが、敵は同じようダークメタリックなヤツばかりで、どれがどれやらさっぱりわかりません(^^;)

また映時間が回を追うごとに長くなっていますが、これも作品を冗長にしている原因ではないでしょうか。
本作は２時間30分を超えていますが、もう30分いやいっそ１時間くらい短くして観客に飽きる暇を与えないような見せ場の連続でまとめた方がよかったように思います。

それとヒロインが突然変わったのも納得がいかないですね。
１作目、２作目と敵の攻撃を受けながらシャイア・ラブーフと苦労をともにしたミーガン・フォオックスですが、本作では主人公の、前の彼女には振られた、けど新しい彼女ができた、の一言で実にあっさり変更されています。
まあギャラとかいろいろと大人の事情があったのだとは思いますが、このシリーズに彼女が出ていないのは残念です。

その分、ジョン・タートゥーロが意外と活躍をしてくれるのが妙に笑えましたが、それにしても本シリーズ初登場となるジョン・マルコビッチにあんなくだらない役をやらせるなんて贅沢なキャスティングですね(笑)

2012/07/01 10:09

kira

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