デンデラ
2011/日本/東映/118分
出演:浅丘ルリ子 倍賞美津子 山本陽子 草笛光子
監督:天願大介
原作:佐藤友哉
http://www.dendera.jp
姥捨山には、続きがあった。
総勢50名!老女たちの“生”を描いた異色の衝撃作!!
故・今村昌平が監督したカンヌ国際映画祭パルムドール受賞作「楢山節考」から28年。今村監督の息子・天願大介監督が、佐藤友哉の同名小説を基に、姥捨山伝説の後日談を描き出す。一度は死ぬため山に捨てられながら、幾多の困難にもめげず“生き抜く”力を取り戻していく主人公を浅丘ルリ子が演じるほか、倍賞美津子、山本陽子、草笛光子など日本映画界を代表する名女優が集結し、老いるとは何か、生きるとは何かを熱のこもった演技によって表現している。今を乗り越えようとする老女たちが、人の持つ生命力を呼び覚ます、今年最大の話題作だ。
【Story】
村の掟によって70歳を迎えたカユ(浅丘ルリ子)は、姥捨山に捨てられた。寒さで意識を失った彼女は、“デンデラ”と呼ばれる集落で目覚める。そこには“デンデラ”の創始者で、自分たちを捨てた村人への復讐を誓う100歳のメイ(草笛光子)、この地を豊かにして村を見返そうとするマサリ(倍賞美津子)、狩猟が達者なヒカリ(山本陽子)など49人の老女が住んでいた。彼女たちと触れ合いながら、村に決められた今までの人生とは違う生き方を考え始めるカユ。やがて“デンデラ”の存続を脅かす事件が持ち上がる。その時カユが選んだ新たな人生とは・・・?
2011年6月25日(土)全国公開
2011年6月6日(月)、有楽町で浅丘ルリ子主演作『デンデラ』の完成披露試写会が行われた。タイトルのこの響きからして何やら怪しげな空気を感じずにはいられない。これは姥捨山の後日譚ともいえる作品である。