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カウントダウンZERO

Countdown to Zero
2010/アメリカ/パラマウント ピクチャーズ ジャパン
監督:ルーシー・ウォーカー
製作:ローレンス・ベンダー

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ゼロになるのは<核>か、それとも<人類>か――

オバマ大統領が09年のプラハ演説において「核なき世界を目指す」構想を示し、今年の8月6日、広島で開催された平和記念式典に初めてアメリカ政府の代表としてルース駐日大使が出席、国連からも潘事務総長が初出席を果たした。唯一の被爆国である日本にとって「あの日」から65年――核軍縮への気運が高まる一方で、知られざる核の脅威が私たちの身近に迫る。地球温暖化の危機を唱え、07年にアカデミー賞を獲得したドキュメンタリーの傑作『不都合な真実』のプロデューサー、ローレンス・ベンダーが、私たちが気づいていないだけの、身近で進行していながら、意識されることのない、迫り来るさらなる<地球の危機>―核の脅威―を警告する。
そして、核兵器廃絶=<ゼロ>へ向けての意識を目覚めさせる衝撃のドキュメンタリー『カウントダウンZERO』。核兵器の材料が、いかに粗末に管理され、世界を、私たちを危険にさらしているのか、いつ何者かの手に渡り恐ろしいテロ行為が起きてもおかしくない恐るべき実態。今、世界に存在する約23,000の核兵器。各国の首脳と国際的な専門家、元CIA工作員など様々な視点による証言と衝撃の映像が重なりながら、背筋が凍る事実が目の前に示される。

コメント出演:ミハイル・ゴルバチョフ(元ソ連大統領)、ジミー・カーター(元米国大統領)、パルヴェーズ・ムシャラフ(元パキスタン大統領)、トニー・ブレア(元英国首相)、バレリー・プレイム・ウィルソン(元CIA工作員)、スコット・セーガン(スタンフォード大学政治学者)ほか

2011年4月16日(土)公開