ちょっと違う切り口の映画ニュースをお届けするウェブマガジン


ミツバチの羽音と地球の回転

2010/日本/グループ現代/135分
監督:鎌仲ひとみ
プロデューサー:小泉修吉
音楽:Shing02
撮影:岩田まきこ、秋葉清功、山本健二
録音:河崎宏一、服部卓爾
助監督:豊里洋、南田美紅、齋藤愛
編集:辻井潔
http://888earth.net/

偏差値:--.- レビューを書く 読者レビュー(0)

未来のエネルギーをどうするのか?
祝島とスウェーデンでエネルギーの自立に取り組む人々の物語

全国600ヶ所以上で上映され、大きな社会的反響を読んだ『六ヶ所村ラプソディー』(06年)より4年―。
『ヒバクシャ―世界の終わりに』、『六ヶ所村ラプソディー』に続く、鎌仲ひとみ×グループ現代が世に問う<三部作>ついに完成!

<ストーリー>
瀬戸内海に浮かぶ祝島の真正面に、原発建設計画が持ち上がって28年。島民は一貫して建設に反対してきた。島では海藻や鯛をとり、無農薬のびわを栽培して千年も前から生活が続けられている。最も若い働き手、孝くんは妻子を抱えて自立を模索している。その行方を阻むように着々と進められる原発計画。島民は一体となって阻止行動に出る。
孝くんの眼差しの先にはスウェーデンの取り組みがある。足元にある資源で地域自立型のエネルギーを作り出すスウェーデンの人々が目指すのは持続可能な社会。それを支えるのは電力の自由市場。原発重視かつ電力独占体制の日本のエネルギー政策を変えるためにはどうしたらいいのか?そして、祝島の未来はどうなるのか?

<解説>
山口県上関の上関原発計画に向き合う祝島の人々とスウェーデンで持続可能な社会を構築する人々の取り組みの両方を、一本の映画で描く本作は、いかにして自分たちのエネルギーの未来を切り開くのか、その現場からの問いかけである。未来を待たずに今、未来を作り出すその現場がここにある。自然と共振し、エネルギーを生み出すミツバチのような人々の羽音が聞こえてくる。

◇上関原発予定地(山口県上関町田ノ浦)とは――
1982年に持ち上がった中国電力の原発建設計画。
原発予定地の対岸に浮かぶ祝島では千年も前から自然と共にある暮らしが続いてきた。
島民は豊かな海を埋め立てる原発建設を阻止しようと28年も闘っている。
予定地周辺には絶滅が危惧される多様な希少生物が生息している。

<コメント>
言葉も電気も食べ物も、すべてエネルギー。どこで産まれて、どこへ行くのか。それは人間の生活、そして命そのもの。
Shing02(ミュージシャン 本作音楽担当)

生存権の一つとして、何によって作られた電気を使うか、
核なのか、風なのか、太陽の光なのか、選ぶ権利があるはず。
坂本龍一(音楽家)

世界をたった一つの思考法が覆い尽くしている。
その思考法と向かいあい、生存のための「祝島型モジュール」を生き延びさせ、
それらをたがいに結び合わせていくこと。それだけが、人類の命運を変えうる唯一の道。
中沢新一(人類学者)

気付いた人達が確かな行動を起こしている。
その事実に出会う時、
私達は知恵と勇気を分けてもらえる。
そして、野花を小瓶に飾るようなユーモア。
今、この国にとって最も重要な映画だと思います。
UA(歌手)

2011年2月19日(土)より 渋谷・ユーロスペースにて、未来を作るロードショー!


ミツバチの羽音と地球の回転

シネマコミュニティ



最新の記事