レオニー

あの時代に！ [80点]

このレビューはネタバレを含みます

イサム・ノグチの名前は知っていたが、時代背景に
その時代にハーフと生まれるに至ったイサム・ノグチの母レオニーの今まで知られる事のなかった人物背景を丁寧に描いている。
百年前はかのアメリカであっても職業婦人は少なかったであろう時に編集者として生きようとし、才能ある異国の青年に適切なアドバイスというより彼自身の黒子的状況で編集をした彼女があってこそ、あの時代にノーベル文学賞に近い人物とまで評されるに至ったヨネ・ノグチ＝野口米次郎であった。
遠く異国の明治時代の日本で又、日本人の妻を既に得ていたヨネの元にきても心安らぐ事どころか言葉の通じないなかで子供を抱え、親子共々アメリカでも日本でも身の置き所精神的故郷を得られがたくつらいばかりの日々の中、力強く、そして類まれな息子の才能を見出し周りに流されず生き抜くレオニー。。

2010/11/22 14:08

mieko

『レオニー』松井久子監督、女優吉行和子、世界的作曲家ヤンの音楽を大絶賛

2010年11月15日(月) 初台にて映画『レオニー』公開記念ヤン・A.P.カチュマレクコンサートが開催され、松井久子監督、吉行和子、同作で音楽を担当したヤン・A・P・カチュマレクが舞台挨拶に登壇した。