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エクスペンダブルズ

The Expendables
2010/アメリカ/松竹/103分
出演:シルヴェスター・スタローン ジェイソン・ステイサム ジェット・リー ミッキー・ローク ドルフ・ラングレン エリック・ロバーツ ランディ・クートゥア スティーヴ・オースティン デヴィッド・ザヤス ジゼル・イティエ カリスマ・カーペンター ゲイリー・ダニエルズ テリー・クルーズ ブルース・ウィリス アーノルド・シュワルツェネッガー 
監督:シルヴェスター・スタローン
http://www.expendables.jp/

偏差値:57.8 レビューを書く 読者レビュー(8)

最強無敵
消耗品軍団
凄い男たちが魂で見せる、巨大なる興奮と感動


INTRODUCTION

宣戦布告
奇跡のドリーム・プロジェクトに結集した驚異のスーパースター軍団!
奮と感動のスーパー・シリーズ発進!!

まさか!? 誰もが我が目を疑うこの顔ぶれ、これはもう“豪華スター夢の競演”などというレベルの話ではない。ハリウッドで一枚看板を掲げる強烈な個性のスーパースターたちがズラリと揃い、ただの顔見世だけではなく、ド迫力のフィジカル・アクションを繰り広げる超巨大なスーパー・イベント・ムービーが完成した。
このドリーム・プロジェクトのキーパーソンは、シルベスター・スタローン。スタローンは、自らの2大人気シリーズ『ロッキー』『ランボー』に終止符を打ち、それらを遥かに超えた新シリーズとしてこの『エクスペンダブルズ』を始動させた。
「アクション映画史上の最高傑作を作る!」。そんなスタローンの意気込みに賛同し、あり得ないほど、超ビッグな面々がこの1本に集まった。ジェイソン・ステイサム(『トランスポーター』シリーズ、『アドレナリン』シリーズ)、ジェット・リー(『HERO』、『ドラゴン・キングダム』)、ドルフ・ラングレン(『ロッキー4』、『ユニバーサル・ソルジャー』)、ミッキー・ローク(『レスラー』、『アイアンマン2』)、そしてブルース・ウィリス(『ダイ・ハード』シリーズ、『アルマゲドン』)に、久々のスクリーン復帰となるアーノルド・シュワルツェネッガー(『ターミネーター』シリーズ、『トゥルーライズ』)。この銀河系最強軍団に、スティーブ・オースティン、ランディ・クートゥア、テリー・クルーズ、ゲイリー・ダニエルズといったアクション界の次世代を担うヘビー級のスーパースターたちも負けじと参戦し、壮絶な激闘を繰り広げる。これだけの顔ぶれが1本の映画で顔を合わせるなど、過去にも、未来にも、二度と実現不可能なまさにハリウッドの奇跡、これこそ2010年映画界最大の事件である!

空で、海で、陸で、ノンストップに繰り広げられる過激で巨大な見せ場の数々!
アクション映画の限界に挑むダイナマイトな超エンタテインメントの誕生!!
揃いも揃った史上最大最強のコマを駆使し、スタローンが挑むアクションの限界! すべてを焼き尽くし、破壊する、空前絶後の火薬量と銃弾数、そして新兵器の大量投入で描く銃撃爆破スペクタクル! ノンストップで爆走し、クラッシュを繰り返す怒涛のカー・チェイス! アルバトロス水陸両用飛行艇を駆使した空爆攻撃! ジェット・リーの華麗なるクンフー・アクションにドルフ・ラングレンのヘビー級空手ファイト! スティーブ・オースティンVSランディ・クートゥアのプロレス頂上決戦に、ジェイソン・ステイサムの華麗なるナイフさばき…、全編すべてが、こだわり満載の究極の見せ場。アクション映画の新時代を切り拓く最高傑作、ダイナマイトな超エンタテインメントがついにその全貌を明らかにする!

ソマリアの凶悪な海賊から人質を奪還し、南米の軍事独裁政権を壊滅させろ!
実行困難な“依頼”に燃える、命知らずの傭兵軍団《エクスペンダブルズ》!!
自らを消耗品と名乗り、同じ刺青を入れて鉄壁のチームワークを誇る精鋭軍団。ギャラは高いが仕事は確実、《エクスペンダブルズ》は傭兵業界にその名を轟かせる最強無敵の軍団だ。凶悪なソマリアの武装海賊に拉致された人質を鮮やかに救出した彼らの次なる任務は、南米のヴィレーナという島国の軍事独裁政権を壊滅させることだった。だが、その依頼はかつてなく危険で実行困難な大仕事だった。ヴィレーナでは、ガルザ将軍の圧政に対し、サンドラという美しき女性闘士が反政府運動を指揮していた。彼女はガルザの実の娘だったが、民衆の置かれている惨状を見て立ちあがったのだった。調査の為にヴィレーナに潜入した《エクスペンダブルズ》のリーダー、バーニー(シルベスター・スタローン)は命の危険にさらされているサンドラを国から脱出させようとするが失敗してしまう。バーニーは依頼の裏にCIA内部の醜い陰謀があることを知り、依頼を断ることにするが、民衆の為に一人闘うサンドラのことが忘れられず、単身ヴィレーナに向うことを決意する。だが、《エクスペンダブルズ》の中に、彼を一人で行かせるような者は一人もいなかった…。

アクション映画の金字塔を打ち立てるべく集められたハリウッド最強のスタッフ軍団。
プロフェッショナルなもうひとつの《エクスペンダブルズ》が成し遂げた最高の仕事!
出演は他に、独裁国家を陰で操る元CIA職員モンローに、『スペシャリスト』『ダークナイト』のエリック・ロバーツ。独裁者ガルザ将軍には『裏切り者』「デクスター ~警察官は殺人鬼」シリーズのデヴィッド・ザヤス。ガルザの娘で反政府運動のリーダー、サンドラには、これがハリウッド・デビュー作となるブラジルのTV界で活躍中の人気女優ジゼル・イティエ。ジェイソン・ステイサム演じるクリスマスの恋人レイスにTVシリーズ「バフィー~恋する十字架~」「エンジェル」のカリスマ・カーペンターなど。
監督、脚本のスタローンの下、スタッフもまさに映画製作の《エクスペンダブルズ》ともいうべきプロフェッショナルが集結し、このエポック・メーキングな作品にふさわしい大仕事を披露する。製作は『ランボー 最後の戦場』『ブラック・ダリア』などのアヴィ・ラーナーとジョン・トンプソン、『コップランド』『ロッキー・ザ・ファイナル』のケヴィン・キング・テンプルトン。製作総指揮は、『バッド・ルーテナント』『16ブロック』のボアズ・デヴィッドソン、ダニー・ディムボート、トレヴァー・ショート。『ザ・エッグ ~ロマノフの秘宝を追え~』『テラー トレイン』のレス・ウェルドン。『ファイナル・カット』『ステイ』のガイモン・キャサディ。『タイタンの戦い』『ファイヤーウォール』のベイジル・イヴァニク。原案及び共同脚本でスタローンを創作面でアシストするのは『ホースメン』『DOOM ドゥーム』の新鋭デヴィッド・キャラハム。水、陸、空とスケール大きく展開するアクションをダイナミックに捉えた撮影は『スペシャリスト』『M:I-2』のジェフリー・キンボール。重厚かつパワフルなサウンドトラックを手掛けたのは『イーグル・アイ』『ランボー 最後の戦場』のブライアン・タイラー。ハードなアクションを切れ味鋭く見せきる編集は『13日の金曜日』『アメリカン・エネミーズ』のケン・ブラックウェルと『ロッキー・ザ・ファイナル』『ランボー 最後の戦場』のポール・ハーブ。タンカーの船倉から独裁政権の司令部などの巨大なセット、こだわり満載のバー「ツールズ」などをデザインしたプロダクション・デザイナーは、『ホステル』『ロッキー・ザ・ファイナル』『ランボー 最後の戦場』のフランコ=ジャコモ・カルボーネ。そして、本作最大の見せ場となる爆破、銃撃、カー・チェイスなどのド派手なアクションの数々を設計したスタント・コーディネーターは、『ダイ・ハード4.0』『ランボー 最後の戦場』『ウルヴァリン』のチャド・スタエルスキ。また、ジェット・リーとドルフ・ラングレンの肉弾戦をはじめ、数々の格闘アクションを『ニンジャ・アサシン』『ストリートファイター ザ・レジェンド・オブ・チュンリー』のジョン・ヴァレラと『トランスポーター』シリーズなどのコリー・ユンが振付け、迫力の見せ場を作り上げている。



STORY

軍事独裁政権を破壊せよ!!
史上最大の作戦に燃える、命知らずの傭兵軍団!!

ソマリア、静まり返った真夜中のアデン湾。月灯りに照らされた停泊中の大型タンカーに忍び寄る一隻の攻撃用ボート。船内では、船をジャックした武装海賊たちが、身代金が届かないことに業を煮やし、欧米人の人質たちを船倉に集め、ビデオを回して人質の公開処刑を開始しようとしていた。海賊のリーダーが人質の腕を掴み巨大なナタを振り上げた瞬間、数本のレーザー照準が一斉にリーダーを狙った。海賊たちの前に現れたのは《エクスペンダブルズ》の精鋭6人だった。
リーダーとしてチームを率いる軍用銃のエキスパート、バーニー・ロス(シルベスター・スタローン)。元SAS(英国特殊部隊)隊員でナイフの専門家、リー・クリスマス(ジェイソン・ステイサム)。思慮深いマーシャル・アーツの達人、イン・ヤン(ジェット・リー)。フルオート・ショットガンを手にした大型銃器のスペシャリスト、ヘイル・シーザー(テリー・クルーズ)。冷静沈着な爆破のプロフェッショナル、トール・ ロード(ランディ・クートゥア)。そして、狙撃の名手だが、薬物中毒に陥り不安定な精神状態にあるガンナー・ヤンセン(ドルフ・ラングレン)。6人は的確な配置で銃を構え、海賊たちを取り囲んだ。
バーニーはバッグに入った身代金300万ドルを海賊たちに投げつけると、人質の解放を要求するが、海賊たちのリーダーは手配の遅れを理由に値上げを要求、呑まなければ人質をこの場で殺害するという。バーニーがさらに交渉を続けようとしたとき、ハイになったガンナーが暴走してグレネード・ランチャーを発射、海賊のリーダーの身体が粉々に吹き飛んだ。激しい銃撃戦が始まるが、《エクスペンダブルズ》たちの正確な銃撃が次々と海賊たちを仕留めて、人質救出作戦は鮮やかに終了した。バーニーは、酩酊状態のガンナーの拘束を命じると、チームは速やかに撤収、愛用のアルバトロス水陸両用飛行艇で帰路に着いた。
かつて《エクスペンダブルズ》の最強メンバーで、今は刺青師をしているツール(ミッキー・ローク)が経営するバー「ツールズ」が彼らの溜まり場だった。兵士たちはそこでビールを飲み、ナイフ投げを競い、チームのトレードマークでもある髑髏の刺青を入れ、それぞれの武勇伝に花を咲かせた。バーニーは、薬物に溺れソマリアの作戦で命令を無視したガンナーを出入り禁止とし、チームから除名した。

数日後、バーニーは、謎の依頼人チャーチ(ブルース・ウィリス)に、ある教会に呼び出される。その場には、ライバルの傭兵会社を仕切るトレンチ(アーノルド・シュワルツェネッガー)も現れた。依頼内容は、南米の島国ヴィレーナで軍事クーデターを起こして政権を握り、非人道的な圧政を敷く独裁者ガルザ将軍(デヴィッド・ザヤス)の殺害という大仕事だった。トレンチはあっさりとバーニーに仕事を譲り、《エクスペンダブルズ》が巨額な報酬で仕事を引き受けることになる。
バーニーとクリスマスは現地を視察するため、水陸両用機を飛ばし、鳥類研究家を装ってヴィレーナ国内に潜入する。彼らはそこで、ガルザ将軍の娘でありながら反政府活動を続けるサンドラ(ジゼル・イティエ)と接触し、恐怖政治により民衆たちが虐げられている様子を目の当たりにする。やがて彼らは政府軍に見つかり、壮絶なチェイスが繰り広げられる。バーニーはサンドラに一緒に島を脱出しようと提案するが、彼女はそれを頑なに拒否して、民衆のために残ると言い張った。バーニーとクリスマスは、水陸両用機で脱出に成功、空からの銃撃で反撃し、ガソリンの雨に火をつけて追っ手の政府軍を撃退した。

アメリカに戻ったバーニーは、この仕事の依頼主チャーチがCIAの上級職員で、ガルザ将軍を陰で操っているのも、モンロー(エリック・ロバーツ)というCIAを辞めて利権の独占を企むアメリカ人とその部下であることを知る。CIAの真の目的はガルザ将軍ではなく、CIAを裏切ったモンローの抹殺だった。毎度ながらのCIAの汚いやり口に、バーニーは《エクスペンダブルズ》としては、この仕事から降りることを決めるが、同時に彼は気丈に戦い続けるサンドラを忘れられず、彼女を助けるために単身ヴィレーナへと戻ろうとする。
だが、《エクスペンダブルズ》のメンバーに、死を覚悟して敵地に乗り込もうとする仲間を見捨てる者は一人もいなかった。彼らにとって、もはや報酬の額は関係なかった。
一方、モンローも強烈な反撃を開始した。バーニーが運転するピックアップトラックを、武装した一団が襲撃、その手引きをしたのはチームを追い出され、モンローと手を組んだ元盟友ガンナーだった。助手席に乗っていたヤンは、荷台に乗り移ってマシンガンで応戦する。激しいチェイスと銃撃戦が続き、ようやく撃退に成功。ガンナーもバーニーの放った銃弾に倒れた。ガンナーは薄れゆく意識の中、バーニーにガルザ将軍とモンローたちが指揮するヴィレーナの司令部の全容を伝えるのだった。
様々な武器と爆破装置で完全武装した5人の《エクスペンダブルズ》は、夜の闇にまぎれて水陸両用機でヴィレーナに潜入すると、サンドラを救出し、モンローとその一味を“除去”すべく、決死の作戦を開始した。それは、数々の修羅場を経験してきた彼らにとっても、かつてなく激しく、そして過酷な死闘となった…。

10月16日(土)消耗品軍団、出撃。

漢シルヴェスター・スタローンが放つ究極兵器『エクスペンダブルズ』発動!

漢シルヴェスター・スタローンが放つ究極兵器『エクスペンダブルズ』発動!

2010年9月26日、渋谷にて『エクスペンダブルズ』の記者会見が行われ、シルヴェスター・スタローンとドルフ・ラングレンが出席した。