2009/日本/東宝/119分
出演:柴咲コウ 余貴美子 田中哲司 ブラザー・トム 志田未来 江波杏子 満島ひかり
監督:富永まい
http://katatsumuri-movie.jp/
偏差値:61.8 レビューを書く
体に沁み渡るあったかい幸福感☆ [91点] [参考:2]
ゆるーりとした時間が流れ、おいしい御飯がある。それで人生は幸せなのだ♪ という映画です^^
母の手ひとつで育てられた主人公・倫子(柴咲コウ)は親元を離れ町で生活しますが、男にだまされて母のもとに戻ってきます。倫子はその時の心的病により話すことができなくなっていました。
スナックを経営する母と、母の店の近くで食堂を始める倫子はとっても距離をとっています。かたつむりのようにゆっくりじっくりと味わいを楽しむスローフードの店「食堂かたつむり」で町の方々とのエピソードを交えながら、徐々に母娘の距離が近づいていきます♪
映画は「パコと魔法の絵本」のような感じで始まります。あら、そういう映画なのと思って観ていると、倫子が町に帰ってから急に時間軸がゆっくりになります。いくら毎日を仕事などで急かされず、のんびり暮らしている人でもこの倫子の時間軸にはすぐには慣れないんじゃないでしょうか^^それほど、彼女のスローライフはゆるりとしていました。
そんな時間軸と自分の波長が徐々に合ってくると、心が癒されます。
見所はなんと言っても、さまざまなシチュエーションで出される料理。心を込めた温かさが画面から飛び出してきます。
なかでも蔘鷄湯(サムゲタン)、柘榴カレーは良かったなぁ☆
柴咲コウの演技もとても良かった。倫子はなんといっても清潔感が一番大切なんですが、薄いメイクで清楚な感じがとても出て素敵でした。割烹着を着て、食べ物を大事にする姿も画になっていましたよ^^
映画を観た後にたくさんの幸せをもらって優しい気持ちになりました。。
連想作品:「アルゼンチンババア」
「ショコラ」
2010/02/11 18:22