ちょっと違う切り口の映画ニュースをお届けするウェブマガジン


ファイト・クラブ

Fight Club
1999/アメリカ/139分
出演:ブラッド・ピット エドワード・ノートン ヘレナ・ボナム・カーター 
監督:デヴィッド・フィンチャー
原作:チャック・ポーラニック
脚本:ジム・ウールス
製作総指揮:アーノン・ミルチャン
撮影監督:ジェフ・クローネンウェス

(データベース登録者:監督で観る人

偏差値:65.0 レビューを書く

脳髄を直撃する映画! [100点]

※ネタバレを含むレビューです。
黒澤明の「七人の侍」以来、久しぶりに私が100点満点と思える映画に出会えました。
決して前向きとか素敵とかいう映画ではありません。とにかく人間としての本能を刺激されるのです。
ストーリーは、保険会社のヤンエグのジャックがアナーキーで攻撃的なタイラー・ダーデンと出会い、素手で殴りあう“ファイト・クラブ”を作って、徐々に反社会的行動を起こしていく…というものなのですが、最後の最後でジャックとダ―デンの関係が明らかになり、私は少ない脳みそがとろけだすような快感を味わいました。その関係は途中で何となく気づくのですが、でもクレジットカードが大嫌いな私が拍手したくなるような結末を迎えるとすでに脳は空っぽになり、新しい自分になっていることに更なる快感を感じるという…とにかく刺激度120%の映画です。
主演のジャック役のエドワード・ノートン、巧いなぁ。私はブラッド・ピット(タイラー・ダ―デン役)を見に行ったのですが、すっかりノートンの演技に魅了され、後日「アメリカン・ヒストリーX」を初日に見に行くくらいファンになってしまいました。
ヘレナ・ボナム・カーター(マーラ・シンガー役)も他の出演作にないかなり異色なエロさを見せてくれていてグーです。
見ていない方は是非是非ご鑑賞あれ!

2010/01/01 18:11

監督で観る人

参考になりましたか?

トラックバックはこちらのアドレスから受付しています。トラックバックについて