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2009/日本/東宝
出演:堺雅人 竹内結子 吉岡秀隆 劇団ひとり 貫地谷しほり 渋川清彦 永島敏行 ベンガル 相武紗季 木内みどり 大森南朋 ソニン 濱田岳 柄本明 香川照之 伊東四朗 
監督:中村義洋
原作:伊坂幸太郎
音楽:斉藤和義
http://www.golden-slumber.jp/

偏差値:59.3 レビューを書く

Run away in 仙台! [85点]

JFK事件のオズワルドのように、何者かによって首相暗殺の犯人に仕立て上げられた青柳(堺 雅人)が仙台の中を逃げて逃げて逃げまくるアクション(?)映画。

原作は本屋大賞にも輝いた超有名な伊坂幸太郎の作品。いつも書いていることですが、こういったミステリー要素のある作品は原作を読んでいるかどうかで見方は変わるものです。私は原作を読んでいる立場で鑑賞しました。

この伊坂幸太郎の作品を読んだのは2008年の年末でした。ページを捲るごとに青柳の逃亡劇が映像として現れ、「絶対に映画化される」って確信していたのを思い出します。
そんな作品を中村義洋監督がメガホンをとってくれるとのことで、大変期待していました。伊坂作品は多く映画化されていますが、「アヒルと鴨~」、「フィッシュストーリー」は傑作ですもんねぇ。(「陽気なギャング~」、「重力ピエロ」も好きですが…)

逃走するその足跡は青春の軌跡だった…そんな物語のつながりをどのようにまとめてくれるのかなと期待していたら。
いやぁ、参りました。堺雅人、竹内結子、吉岡秀隆、劇団ひとりがそのまま大学生の役もやっているんですから。全員全く学生には見えませんでした^^
とてもご都合主義が目立つ仕上がりになっていましたが、それでもパズルが綺麗にハマっていく様子は痛快でした。

印象に残ったシーンは「…だと思った」ですね。
言葉をかわさなくても、お互いを信頼するってことは素晴らしいことですよね。

でも、もちょっと緊迫感のある逃亡劇の方が好きかも…

連想作品:「スラムドッグ$ミリオネア」
関連作品:「アヒルと鴨のコインロッカー」
「フィッシュストーリー」

2010/01/31 22:06

Good Luck

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ハリウッド映画張りのスケール!伊坂幸太郎原作『ゴールデンスランバー』今度はビートルズだ!

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2010年1月30日(土)、有楽町にて、『ゴールデンスランバー』の初日舞台挨拶が行われ、堺雅人、竹内結子、吉岡秀隆、劇団ひとり、香川照之、濱田岳、貫地谷しほり、中村義洋監督が登壇した。