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ニュームーン/トワイライト・サーガ

The Twilight Saga: New Moon
2009/アメリカ/アスミック・エース、角川エンタテインメント
出演:クリステン・スチュワート ロバート・パティンソン テイラー・ロートナー ビリー・バーク ピーター・ファシネリ アシュレイ・グリーン アナ・ケンドリック ダコタ・ファニング マイケル・シーン 
監督:クリス・ワイツ
http://twilight.kadokawa-ent.jp/newmoon/

偏差値:58.9 レビューを書く 読者レビュー(2)

全世界待望のスペクタクル・ラブ・ファンタジー

リアルな恋愛×危険なファンタジー 
世界中を熱狂させる壮大なるサーガ

美しきヴァンパイア・エドワードと人間の少女ベラの禁断の恋に始まったトワイライト・サーガ。本作は一大ブームを巻き起こしたステファニー・メイヤーの全4作からなるベストセラーシリーズ、待望の映画化第2弾である。
シリーズの魅力は、誰もが共感するリアルな恋愛と、危険で魅惑的なファンタジーが見事に混ざり合う、唯一無二の世界観にある。この究極のドキドキがつまった魅惑的なストーリーに引き込まれるファンは後を絶たず、映画化第1弾『トワイライト〜初恋〜』の大成功から、原作シリーズは累計7,000万部を突破するなど熱狂的ファンを増殖させ続けている。
ヒートアップを続けるファンの熱烈な期待に応えるべく、第2弾は全てがスケールアップした超大作となった。監督はファンタジー超大作『ライラの冒険/黄金の羅針盤』で独特の世界観を映像化したクリス・ワイツ。イタリアのモンテプルチアーノでの大規模なロケーション撮影を敢行、大幅に広がる世界観を見事に表現している。

出演は、前作で大ブレイクを果たしたクリステン・スチュワートとロバート・パティンソン。主人公・べラ役のクリステン・スチュワートは、運命の恋に全身でぶつかっていく18歳の少女の痛々しいまでのひたむきさを、体当たりで表現している。また、愛のためにヴァンパイアの永遠の命を投げ出そうとするエドワード役のロバート・パティンソンも、迫真の演技でこれに応じる。そして特筆すべきは、べラの幼なじみの青年ジェイコブ役を演じるテイラー・ロートナー。鍛え上げた筋肉で14キロの増量を成功させ、原作通り“人間離れした”肉体を完成させた。その肉体美と傷付いた主人公を温かく包む役どころで、早くも世界中の女性の話題をさらっている。
新たな出演者として加わったのは『I am Sam アイ・アム・サム』『宇宙戦争』で天才子役の名を欲しいままにした、ダコタ・ファニング。3000年の歴史をもつ最強ヴァンパイア・ヴォルトゥーリ族のジェーンという重要な敵役を演じる。15歳に成長した彼女の本格的な悪役ぶりに大きな注目が集まっている。さらに、ヴォルトゥーリ族のリーダー・アロを演じるのはイギリスの演技派俳優マイケル・シーン。第81回アカデミー賞作品賞にノミネートされた『フロスト×ニクソン』でのデビッド・フロスト役が記憶に新しい。その定評ある演技で最強かつ最古のヴァンパイアのリーダーを存在感たっぷりに演じている。

トワイライト・サーガは現在映画化第3弾となる「エクリプス」を撮影中である。少女とヴァンパイアの禁断の恋は、3,000年を超えるヴァンパイアの掟への挑戦であり、新たなる種族を巻き込んで、強大な敵を呼び覚ましてゆく。第1弾『トワイライト〜初恋〜』に始まった大ヒット・シリーズは、その勢いをさらに増し、新たな伝説を生み出していく。
STORY

「冷たくも美しい運命の男」vs「温かく包んでくれる親友の男」
そして恐ろしい敵の影・・・

18歳。運命の誕生日を迎えたベラ・スワン(クリステン・スチュワート)は絶望感でいっぱい。永遠に17歳であるヴァンパイアの恋人、エドワード・カレン(ロバート・パティンソン)より年上となってしまうためだ。そんな折り、べラの誕生日パーティで事件が起こる。エドワードの家族の一人が、ベラの強烈な血の香りに反応してしまい、あやうく襲ってしまいそうになったのだ。固い絆で結ばれた自分の家族でさえも、ベラを傷付けてしまうかもしれないというヴァンパイアの宿命を思い知ったエドワード。彼女のためを思えばこそ、身を引くべきだと悟り家族もろとも彼女の元を去る決意をする。しかし、運命の人だと信じたエドワードに突然の別れを告げられたベラは深く傷付き、廃人同然となってしまう。

傷心の彼女を励まそうとベラに寄り添う幼なじみのジェイコブ・ブラック(テイラー・ロートナー)。少しずつ元気を取り戻すベラだったが、ある日、ヴァンパイアを惑わすその魅力的な血の香りのせいで、ベラはかつての敵ヴァンパイア・ローランに惨殺されそうになる。そこへ巨大な5匹の狼が現れ、間一髪のところで彼女は救われる。ベラは、自分が踏み入ってしまったヴァンパイア界の危険に、常に晒されているのだと思い知る。ジェイコブの身体にも異変が起きていた。キラユーテ族という特別な一族に属するジェイコブは、古来よりヴァンパイアが敵対する狼族の末裔なのだ。エドワードの不在にベラを狙
う敵ヴァンパイアの動きが活発になったことで、ジェイコブの狼としての遺伝子が覚醒されたのだった。

どうしてもエドワードを諦めきれないベラは、自分の身を危険にさらすことで彼の幻影が見えることを発見する。会いたい一心で自らを窮地に追いやるべラ。ついには崖から危険なダイブを試み、溺れ死にそうになる。そんな彼女を救ったのはジェイコブだった。一方、エドワードは彼女が死んだと勘違いしてしまう。最愛の人を亡くしては、永遠の命など拷問でしかないと悟ったエドワードは、自らの命を絶とうと、ヴァンパイアの最大勢力であり、3,000年の歴史を持つヴォルトゥーリ族の住むイタリアへ乗り込む。
エドワードの別れの真意を知ったベラは自殺をやめさせるため、イタリアへと飛び立つ。しかし最愛の人との再会は、人間とヴァンパイアの掟破りの恋を白日の元にさらし、ヴォルトゥーリ族の逆鱗にふれ、想像を絶する危険に身を投じることを意味していた…。

11月28日(土)新宿ピカデリー他 全国ロードショー!