Avatar
2009/アメリカ/20世紀フォックス映画
出演:サム・ワーシントン シガーニー・ウィーヴァー ゾーイ・サルダナ スティーヴン・ラング ミシェル・ロドリゲス ジョヴァンニ・リビシ
監督:ジェームズ・キャメロン
http://www.avatarmovie.jp
存在そのものが歴史に残る映画 [99点] [参考:2]
このレビューはネタバレを含みます
アバターはSFとかそういうのじゃなくて、もう「アバター」というカテゴリーでいいのではないだろうか。今の所は。
「とにかく凄い3D」「世界NO.1」の能書きに職場と自宅の往復しかしないうちの親父の重い腰も上がり、映画館まで運転手をするのを条件に一緒に観たわけですが、なるほどこれは凄い。
最初はまったく新しい映像に違和感を覚え、メガネを取っては外しを繰り返したり、親父のメガネと交換するものの、それがいかに無駄な行為だったか。
美しすぎるパンドラを3Dであます事なく描写。先程の違和感も因果地平の彼方に吹っ飛び、アバターの世界にぐいぐい引き込まれていきました。そしてそれを容赦なく破壊しようとする人間。および大佐。
夜のパンドラは綺麗でも映画の内容自体は至って単純な勧善懲悪もの。人間は「悪」で、先住民は「善」。これは自分達のエゴで自然を破壊していく現代人への警鐘とか、自然との共存とかそんな小難しい理屈はこの映画には基本的にどうでもいい。そんなのは「ハート・ロッカー」みたいな映画にでもまかしておけばいい。これは惑星パンドラを舞台に人間対先住民の血で血を洗う抗争を未だかつて無い映像で描く21世紀の一大スペクタクル巨編です。話が大きく脱線した気もします。
とにかく、凄くミーハーで文才のない映画ファンである僕の視点から言うと、やはりこれは画期的な凄い映画ということでいい。仮に今後、このような3Dムービーが映画における一つのスタンダードになっていき、やがてアバターですら霞むような映像を観客に見せ付ける映画が誕生してもなお、「アバター」は一つの古典的名作として高く評価され続けると確信しています。すげーぜキャメロン!(・ジェームズ)
2010/03/12 01:09
ハローメロウ
『アバター』ジェームズ・キャメロン監督、『ナウシカ』の影響を示唆
2009年12月21日、六本木にて、『アバター』のジャパンプレミアが行われ、ジェームズ・キャメロン監督とプロデューサーのジョン・ランドーが登壇。滝川クリステルが花束ゲストとして登場した。