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TAJOMARU

2009/日本/ワーナー・ブラザース映画
出演:小栗旬 柴本幸 田中圭 やべきょうすけ 池内博之 松方弘樹 近藤正臣 萩原健一 本田博太郎 
監督:中野裕之
原作:芥川龍之介
脚本:市川森一、水島力也
撮影:古谷巧
美術:林田裕至
衣装:千代田圭介
編集:掛須秀一
音楽:大坪直樹
照明:高坂俊秀
http://wwws.warnerbros.co.jp/tajomaru/

偏差値:53.8 レビューを書く 読者レビュー(3)

絶対、女を捨てない。
己を曲げない。
そして、どこまでも自由。

眠れる熱を呼び覚ませ!
波風立てて生きてみろ!

大ヒットシリーズ『クローズZERO』で男が惚れる男を証明してみせた小栗旬。熱く一途な男気は、日本映画史上にその名を刻む「多襄丸」という絶好のキャラクターを得て、今また新たな雄叫びを上げる!
まわりの空気を読むこと、うまく立ち回ってみせること、損と得とを計ること……そんな薄っぺらなものさしを一刀のもとに斬り捨てる、日本の男がここにいる!こんな男に男は惚れる!女ならこんな男に惚れられたい!
裏切られても、傷ついても、自分の心に嘘はつかない。それが守るべきものならば、命を懸けてでも守り抜く。馬鹿がつくほど真っ直ぐで熱い男、多襄丸。その下手くそな生き方が、観る者の“熱”を呼び覚ます!
叶うなら、こんな風に生きてみたい——。誰もの胸の内に眠る熱い心を掻き立てて、多襄丸が、いま、生きる力を解き放つ! 


信じていいのは誰なのか?
最後まで本心が見えない、
信頼と裏切りのどんでん返し!

時は乱世。何不自由ない家柄に生まれながら、大盗賊「多襄丸」を名乗ることになった男。血肉を分けた兄、弟のようにかわいがってきた家臣、そして心の底から愛した女……。誰よりも信じていた者たちのまさかの裏切りによって一変した人生。しかし、何もかも失くした絶望の淵にあってなお、思いもよらぬところに見つけた友情の絆。信頼と不信がすっかり逆転したかに見えたそのとき、再び、そのすべてが揺らぎ始める。多襄丸に起こった出来事のひとつひとつに裏があり、裏から見れば同じひとつの出来事がまったく違って見えてくる……。どんでん返しに次ぐどんでん返し。ひっくり返る信頼と裏切り。見えない真実に翻弄される多襄丸が、最後にたどり着く場所とは?

芥川龍之介×小栗旬!
世紀を超えるコラボが実現!!


原作は芥川龍之介の「藪の中」。黒澤明監督『羅生門』の原作としても知られるこの作品をもとに、登場人物のひとり、多襄丸を主役に据えた完全オリジナルストーリー。文豪・芥川が生み出し、<世界のミフネ>こと三船敏郎が演じた伝説的な大盗賊が、新生TAJOMARUとして甦る! 本作のストーリーで、選ばれし者が「多襄丸」の名を受け継ぐように、新生TAJOMARUを担うにふさわしい唯一の役者、小栗旬が、芥川龍之介とのコラボレーションで新たな境地に仁王立つ!


小栗旬渾身の神がかり的演技!

自他共に認める役者馬鹿。小栗旬は、多襄丸という役に尋常ではない集中力を注ぎ込んだ。
クライマックスのワンシーン、その場面を演じていた記憶がまったくない、と彼はいう。気がつけば撮影は終わり、ただただ滂沱する自分がそこにいた。涙はいつまでも止まらなかった。ふだんは、天才肌の演技派というより、努力に努力を重ねて役に近づいていくタイプだとう小栗旬が、多襄丸を通して初めて味わったという憑依とも言うべき神がかり的な境地。
「もしここで役者人生が終わったとしても、ここまで役に没頭し、これほどの体験ができたのだから悔いはない」そうとまで思えるほどの圧倒的な気合。これほどの小栗旬を、これほどの多襄丸を、見ないでいられるか?!

この醍醐味を味わい尽くせ!
大物キャストの豪華競演!!


多襄丸がその愛のすべてを注ぎ尽くす阿古役には、大河ドラマ「風林火山」での鮮烈なデビュー以来、実力派女優としての存在感を示す柴本幸。御曹司時代の多襄丸に仕えながらひそかに野心をくすぶらせる家臣・桜丸役に田中圭。多襄丸を頭と仰ぐ盗賊仲間にやべきょうすけ——『クローズZERO』の熱い絆は健在だ。さらに、海外でも評価を受ける池内博之、待望のスクリーン復帰となる萩原健一をはじめ、松方弘樹、近藤正臣ら大物俳優がずらりと顔を揃えた豪華なキャスト。これだけの演技派が揃えば、すべてのシーンが見所となるのは間違いない。最高の共演者と、最高の役どころ。小栗旬のTAJOMARUが乱世に吠える!


地位も、名誉も、名前すらも捨てた。
それでも、守りたいモノがあるー


戦乱の世が近づく室町末期。
次期管領職を約束された名門・畠山家の長男・信綱(池内博之)と、次男・直光(小栗旬)の仲を引き裂いたのは、八代将軍・足利義政(萩原健一)の一言だった。先ごろの流行り病で亡くなった大納言の娘・阿古姫(柴本幸)を妻に娶り、その財産を受け継いだほうを管領職に就ける、という突然のお達し。義政の狙いは、大納言が遺した金塊を手に入れることだったが、兄弟の幼馴染である阿古姫は、今は直光の許嫁になっていた。

このままでは、本来自分のものになるはずの畠山家の家督も管領職も、弟に持っていかれてしまうと焦った信綱は、「阿古と一緒になれさえすれば、金塊も家督もいらない」という直光の言葉を信じられず、阿古姫を襲い、力ずくで自分のものにしてしまう。
それを知った直光は、すぐさま阿古姫を取り戻すが、兄を敵に回し、追っ手を放たれる身に。阿古姫は、自分と一緒では死ぬまで追われることになると、信綱のもとに戻ろうとするが、直光は「死ぬときは二人一緒」と、阿古姫を連れて逃げる。付き従ったのはわずかな家来のみ。幼少時代からの忠臣・景時(近藤正臣)と、幼い頃、屋敷に盗みに入って捕らえられ、直光に助けられて以来、畠山家の家臣として兄弟同然に育ってきた桜丸(田中圭)……。

しかし翌日には、景時は何者かによって無残に切り殺され、桜丸も行方知れずになっていた。
二人だけで山道を行く直光と阿古姫。そこに現れたのは、巷にその名を轟かす大盗賊・多襄丸(松方弘樹)だった。直光は必死に阿古姫をかばおうとするが、多襄丸の一撃に気を失ってしまう。
気づいたときには藪の中、木の根方に縛りつけられ身動きのできない状態で、直光は衝撃的な光景を目の当たりにする。すでに多襄丸に手をかけられた様子の阿古姫。その阿古姫をなおもかき口説く多襄丸。すると阿古は多襄丸に身を寄せて、耳を疑うような言葉を口にする——
「あの人を殺して」と。私と一緒になりたければ今すぐ直光を殺せとせきたてる阿古姫に、一瞬生じた多襄丸の迷い。その隙を突いて逃げ出した阿古姫を呆然と見送る直光。さすがに哀れと思った多襄丸が直光の縄を解き、阿古姫を追おうとしたその瞬間、直光は手にした小刀で多襄丸をひと突きにする。
虫の息の多襄丸は、「多襄丸を殺した者が、次にその名を受け継ぐ定め」と言い残し、多襄丸の証である浪切の剣を直光に託して息絶える。剣を背に放心状態で山中をさまよう直光は、道兼(やべきょうすけ)率いる野盗の一団に取り囲まれ、問われるままに名を名乗る——「俺は……多襄丸だ」。

大盗賊の名を聞いた野盗たちは多襄丸を頭と仰ぎ、祭り上げられた直光は「多襄丸」としての人生を生き始める。それは、心の赴くままに生きる、自由で気ままな暮らしだった。やがて聞こえてきたのは、兄・信綱の急死。そして、 “弟・直光”がまもなく管領職に就くという噂。一路、屋敷に急いだ多襄丸は、そこで、思いもかけない光景を目にする。直光を名乗っていたのは、桜丸。その偽・直光の妻に納まっていたのは、阿古姫だった。偽・直光に捕らえられ、処刑を待つ身となった多襄丸。そこへ盗賊・多襄丸を追って所司代が屋敷に現れ、多襄丸たちはお白州にかけられることになる。

そこで次々に明かされていく驚くべき事実。桜丸の策略、その裏で糸を引く将軍・義政の目論見、道兼が見たという藪の中の出来事、そして阿古姫の告白……。

多襄丸がその目で見、その耳で聞いたはずの真実がひとつ、またひとつと覆されていく——!

2009年9月12日(土)丸の内ルーブル他 全国ロードショー!

あまり多くを語らない小栗旬『TAJOMARU』

あまり多くを語らない小栗旬『TAJOMARU』

2009年9月12日(土)、新宿にて、『TAJOMARU』の初日舞台挨拶が行われ、小栗旬、柴本幸、田中圭、やべきょうすけ、松方弘樹、萩原健一、中野裕之監督、そして山本又一朗プロデューサーが登壇した。


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(C)2009「TAJOMARU」製作委員会

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