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色即ぜねれいしょん

2009/日本/スタイルジャム/114分
出演:渡辺大知 峯田和伸 岸田繁 堀ちえみ リリー・フランキー 臼田あさ美 石橋杏奈 森岡龍 森田直幸 大杉漣 宮藤官九郎 木村祐一 塩見三省 
監督:田口トモロヲ
エグゼクティブプロデューサー:甲斐真樹
プロデューサー:スージュン
原作:みうらじゅん
脚本:向井康介
撮影:柴主高秀
照明:蒔苗友一郎
美術:丸尾知行
編集:上野聡一
録音:久連石由文
音楽:大友良英
http://shikisoku.jp

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青春×旅×音楽、僕らの世界が少しずつ変わり始める
 僕の名前は乾純。京都の仏教系男子校に通う高校一年生。友達には「イヌ」って呼ばれてる。ボブ・ディランに憧れてる僕は、ロックな生き方を目指してるけど、学校では文科系は肩身が狭いし、家では優しすぎる両親が心配してくれるし……ロックとはほど遠い平凡で退屈な日々に悶々としていた。あの夏休みまでは……。
「フリーセックスの島行かへん?」。友達のその一言から僕の世界が少しずつ変わり始める。ギターケースと旅行バッグを手に夜汽車とフェリーを乗り継いで向かったのは、隠岐島。そこで僕らを待っていたのは……。

みうらじゅんの自伝的小説を、盟友・田口トモロヲが映画化!
 原作は、みうらじゅんの自伝的な青春小説「色即ぜねれいしょん」。“青春ノイローゼ”まっただ中のモテない少年が、ロックに憧れ、旅に出て、恋を知り、別れを経験するというひと夏の成長物語を、独特のユーモアと温かい眼差しで描いた青春小説の金字塔だ。そして、みうらじゅんの傑作を完全映画化できるのは、この人しかいないだろう。みうらじゅんと“ブロンソンズ”を結成している盟友・田口トモロヲが監督を務め、若者から圧倒的な支持と共感を集めた『アイデン&ティティ』のゴールデンコンビが復活した。

予測不能な大穴新人×ミラクルな豪華キャスト
 主人公には、2000人を超えるオーディションの中から当時現役高校生だった新人、渡辺大知が大抜擢された。
高校生バンド“黒猫チェルシー”のヴォーカルとして地元神戸を中心に活動していたが、演技は初体験。今時珍しい純粋さとユーモラスかつ豊かな表情で、主人公の純を演じきった。そして、母親役として、実際に高校生の息子を持つ堀ちえみが23年振りの映画出演。『ぐるりのこと。』での演技が絶賛されたリリー・フランキーが初の父親役に挑み、堀と共に純の悩みの種である“優しすぎる”両親を演じている。また、『アイデン&ティティ』以降、映画での活躍がめざましい峯田和伸(銀杏BOYZ)、京都出身でファン待望の映画初出演となる岸田繁(くるり)というミュージシャン勢も参加し、音楽をテーマにした作品にふさわしいミラクルなキャストが実現した。そして、“白ビキニ”で純を惑わせるオリーブ役には本作で女優としての才能を開花させた臼田あさ美。純の友人役には『茶の味』でデビューを飾り、数々の話題作に出演している森岡龍と、大林宣彦監督の『転校生』で主演を務め、演技力を高く評価されている森田直幸。純が憧れる同級生役には『きみの友だち』でヨコハマ映画祭最優秀新人賞を受賞した石橋杏奈と期待の若手俳優が集まった。

原作に惚れ込んだ精鋭スタッフが田口監督のもとに集結!
 『アイデン&ティティ』によって、初監督ながら確かな演出力が高く評価された田口トモロヲ。パングバンド“ばちかぶり”での音楽活動、200本もの映画出演、その経験のすべてを注ぎ込み、約5年振りの監督作を完成させた。脚本を手がけたのは『リンダ リンダ リンダ』『神童』の向井康介。若手ナンバー1との呼び声も高い新進気鋭の脚本家が、文科系高校生の青春を鮮やかに描ききった。音楽は、中国、香港、オランダなどの映画音楽も手がけてきた国際派、大友良英。田口監督とは『アイデン&ティティ』に続いてのコラボレーションとなる。他にも撮影の柴主高秀、美術の丸尾知行、編集の上野聡一ら、原作に共鳴した錚々たるスタッフが田口監督のもとに集結した。また、撮影には、みうらじゅんの母校、東山高校が使用され、法然上人の金色の像が輝く講堂には70年代ファッションに身を包んだ数百人のエキストラが集められ、1974年当時の雰囲気が完璧に再現された。

 体育会系でも、ヤンキー系でもない。普段脚光を浴びることのない平凡な文科系男子を通して、青春時代の普遍的な悩み、そして手に入れるべき勇気を、涙と笑いで綴った映画『色即ぜねれいしょん』。青春まっただ中の若者から、かつて青春を謳歌した大人まで、胸がドキドキして熱くなれる青春映画の新たな傑作が、今、誕生した。

優しい両親、平凡な毎日、それが僕のコンプレックス。

安田講堂が陥落し、学生運動も下火になった1974年、京都。
乾純は、仏教系男子校に通う高校一年生。
ヤンキーたち体育会系が幅を利かせてる学校では肩身が狭く、家では優しすぎる両親にかわいがられ……、
ボブ・ディランに憧れてロックな生き方を目指しているけど、何かに反抗する勇気もない。
おまけに、小学校の頃から片想いしてる足立恭子には告白すらできない。平凡で悶々とした日々を暮らしていた。
「行かへん? 旅」
ある日、純は同じく文科系男子の伊部と池山から隠岐島への旅に誘われる。
彼らによると、隠岐島のユースホステルにはフリーセックス主義者が集まるらしく、
そこに行けば“モッテモテ”になるという。
数日後、重いギターケースと旅行バッグを手にした純は、待ち合わせ場所である深夜の京都駅でタバコに火をつける。
気分はすっかりロックミュージシャン。
合流した伊部と池山に「ギターなんてずるい!」とからかわれながら、
夜行列車とフェリーを乗り継いで、浮かれ気分で隠岐島へと向かう。

「これがフリーセックスの巣窟……?」
想像よりはるかにショボいユースホステルの外観に3人はがっかりする。
しかし、「世界一自由な場所を作りたい」とデカすぎる夢を熱く語るヘルパーのヒゲゴジラや、
母親以外の女性で初めて仲良くなった女子大生のオリーブたちとの自由で気ままな時間が3人を魅了していく。
そして知らず知らずのうちに、夏の旅は3人の絆をも深めていく。
あっと言う間に島を去る日がやってくる。
フリーセックス主義者は結局ひとりも見つけられなかったが、
いくつもの出会いと別れを経験した3人はちょっぴり大人になれた気がしていた。

夏休みが明けて二学期。学校も家も何ひとつ変わっていなかったが、純の中には何かが芽生え始めていた。
自由を感じた島での時間、オリーブとの再会、ヒッピー風(?)家庭教師からの妙なアドバイス、
そして授業で初めて意味を知った“色即是空”という言葉に後押しされ、
純は文化祭のコンサートに出演することを決意する……。

2009年8月 シネセゾン渋谷、新宿バルト9 ほか全国ロードショー

童貞たちの賛歌?『色即ぜねれいしょん』

童貞たちの賛歌?『色即ぜねれいしょん』

2009年8月15日(土)、渋谷にて『色即ぜねれいしょん』の初日舞台挨拶が行われ、渡辺大知、峯田和伸、リリー・フランキー、臼田あさ美、石橋杏奈、森岡龍、原作のみうらじゅん、監督の田口トモロヲが登壇した。


色即ぜねれいしょん

(C)2009『色即ぜねれいしょんズ』

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