ちょっと違う切り口の映画ニュースをお届けするウェブマガジン


サガン 悲しみよこんにちは

Sagan
2008/フランス/ショウゲート
出演:シルヴィー・テステュー ピエール・パルマード ジャンヌ・バリバール アリエル・ドンバール リオネル・アベランスキ ギヨーム・ガリエンヌ ドゥニ・ポダリデス サミュエル・ラバルト シルヴィ・ラグナ マルゴ・アバスカル 
監督:ディアーヌ・キュリス
http://www.sagan-movie.com/

偏差値:59.6 レビューを書く 解説

サガンの一生ってすごいな [82点]

「サガンは若くして作家デビューした生意気な女」
という印象が「悲しみよこんにちは」で定着してしまっていた私。

あんまりにも苦労知らずっぽいイメージがあったため
鼻持ちならない奴というレッテルを貼って上記の代表作と「優しい関係」以外は読んだことがなかった。

でもこの作品を観て
「サガンって愛すべき作家だわ!」
と180度彼女に対する見方が変わってしまった。

あれだけ稼いで愛されていた作家が
こんな一生を送って、あんな最期を迎えていたのか…
と知ったら、彼女の生き方が愛おしく思えたのだ。

あの作家的(?)自己破壊的な生き方。
私は嫌いじゃない。

退屈な作品だと受け取る人もいるかもしれないけれど
私にはひとりの人間の一生を丁寧に描き切った良作に感じられた。

2009/12/30 12:58

cathy

参考になりましたか?

トラックバックはこちらのアドレスから受付しています。トラックバックについて