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カムイ外伝

2009/日本/松竹
出演:松山ケンイチ 小雪 伊藤英明 大後寿々花 イーキン・チェン 金井勇太 芦名星 土屋アンナ 佐藤浩市 小林薫  
監督:崔洋一
原作:白土三平
脚本:宮藤官九郎、崔洋一
音楽:岩代太郎

http://www.kamuigaiden.jp

偏差値:55.4 レビューを書く 読者レビュー(5)

話題沸騰、伝説のコミック、待望の実写映画化!!
日本映画最大級の超大型
アクション・エンタテインメントが誕生

十七世紀、日本
貧しい村で、ひとりの男がこの世に生を受けた
男の名はカムイ
理不尽な階級社会の最下層で少年は
たくましく育った
カムイの願いはただひとつ。強くなること
それは、人間として生きること


「週刊少年サンデー」(小学館)(1965〜67)、「ビッグコミック」(小学館)(1982〜87)に連載され、69年にはアニメ化されるなど一世を風靡した白土三平の傑作漫画「カムイ外伝」が、崔洋一監督(『クイール』『血と骨』)の手により、ついに実写映画化される。
忍者の掟を破り、組織を追われた抜忍、カムイ。これは、時の絶大な権力者や仲間であった忍者から追われ、たった独りで生き抜いていく孤独なヒーローの物語である。

主役・カムイには、『DEATH NOTE 前・後編』(06)、『L change the worLd』(08)、『デトロイト・メタル・シティ』(08)など、新時代を担う若手No.1俳優として注目される松山ケンイチ。崔監督に「カムイ役はこの男しかいない」と言わしめ、激しいアクションに初めて挑んだだけでなく、孤独感と強さを併せ持つ新しいヒーロー像を作り上げた。そして、ヒロインのスガルには『ラストサムライ』で世界に名を馳せた小雪。更に伊藤英明、佐藤浩市、小林薫。加えて大後寿々花、金井勇太、芦名星、土屋アンナ、そして香港のアクションスター、イーキン・チェンといった主役級実力派俳優の競演が実現。誰が味方で誰が敵か、息詰まる心理戦と、生死を分かつ闘いが繰り広げられる。

脚本は宮藤官九郎と崔洋一。原作のテーマを踏襲しつつ、宮藤ならではの独特なキャラクターや世界観が注入された。崔×宮藤、そしてこれ以上ない俳優たちとの注目のコラボレーション!人間味溢れる内面や、初めての恋などを交えながら、映画ならではの様々な忍術やアクションを最新VFXで見せるとともに、俳優たちが肉体を極限まで駆使して挑む、09年最大の話題作!!

生への渇望と情熱、生き抜く知恵と勇気を併せ持つこの映画が、大活劇の新しい刺激に加え、映画本来がかつて持っていた熱狂や興奮を再びもたらしてくれるに違いない。

【物語】
強靭な意志を持ち、剣の達人である忍者、カムイ(松山ケンイチ)は、理不尽な殺戮もいとわない、掟に縛られた世界に嫌気がさし、真の自由を求め、忍の世界を抜け出す。しかしそれは裏切り者として、追っ手と戦う運命を背負うことでもあった。かつての仲間、大頭(イーキン・チェン)やミクモ(芦名星)らに執拗に追われながらも、生きるための逃亡の旅は続いた。
ある日、半兵衛(小林薫)という漁師を助けたことからその家族に迎え入れられるカムイ。しかし、半兵衛の妻はかつての仲間で、抜忍となった“くノ一”のスガル(小雪)であった。カムイを追っ手と信じて疑わないスガルは、まったく心を許さない。
その一方で、密かにカムイに恋心を募らせていく半兵衛の娘サヤカ(大後寿々花)。
そんな時、吉人(金井勇太)の密告により、半兵衛が時の藩主・水谷軍兵衛(佐藤浩市)に捕えられてしまう。カムイとスガルはまずは半兵衛を救出するため、共に処刑場へと向かい奇襲をかけることに。思わぬ展開を楽しむアユ(土屋アンナ)や絵師の不気味な笑いがこだまする中、あわやのところで半兵衛を助け出すことに成功する。
新たな生活の場を見つけなければならないカムイと半兵衛一家は、荒れ狂う海に船を漕ぎ出す。沖合で人食い鮫の群れに襲われる一行の窮地を救ったのは、伝説の鮫退治の軍団、不動(伊藤英明)率いる渡り衆だった。幸島へ向かう途中の不動は、カムイと半兵衛一家を自分たちの千石船に招き入れる。鮫を次々にしとめていく渡り衆を歓迎する幸島の村人たち。突然現れた謎の男たちにカムイは釈然としないものを抱くが、渡り衆が自分と同じ抜忍であることを知り、不動を信じて行動を共にするようになる。サヤカと心を通わせ、人と触れ合う温かさを知り、カムイはつかの間の穏やかな日々に幸せを感じていた。しかし忍群はすぐそこに迫ってきていた・・・。


【カムイ外伝とは】
伝説の漫画家、白土三平の傑作史劇のひとつ。1964年に「カムイ伝」の連載が開始、翌65年に同作の番外編として「カムイ外伝」が誕生した。「カムイ伝」の累計発行部数は、第一部、第二部合わせて1000万部以上、「カムイ外伝」は320万部を誇り、日本を代表する史上最大の忍者コミックと言っても過言ではない。反差別、反権力などの社会思想が色濃く映し出されている「カムイ伝」に対し、「カムイ外伝」では、抜忍として逃亡を続けるカムイの内面を深く描いている。今回製作された実写映画は、「ビッグコミック」(小学館)に連載された「カムイ外伝」の内、82年4月25日号から12月10日号までの全15回にわたり掲載された「スガルの島」編を原作にとっている。※発行部数は2008年時点

9/19全国ロードショー

白土三平の傑作『カムイ外伝』が実写映画化

白土三平の傑作『カムイ外伝』が実写映画化

2009年5月7日(木)、帝国ホテルにて、『カムイ外伝』の製作報告会見が行われ、松山ケンイチ、小雪、伊藤英明、小林薫、崔洋一監督が登壇した。