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魔女の宅急便

1989/102分
出演:高山みなみ 佐久間レイ 山口勝平 加藤治子 戸田恵子 関弘子 信沢三恵子 山寺宏一 
監督:宮崎駿
原作:角野栄子
音楽:久石譲
プロデューサー/脚本:宮崎駿

(データベース登録者:tochiro

偏差値:63.5 レビューを書く

アニメファン以外にも認められた作品 [95点] [参考:1]

※ネタバレを含むレビューです。
この作品から、鈴木敏夫がジブリのプロデューサーに就任。
大々的にテレビCMなどで宣伝した結果、大ヒット。ここからスタジオジブリの快進撃が始まりました。

宮崎監督の作品に出てくるキャラクターは、どのキャラクターもすばらしいけど、この作品に出てくる黒猫のジジは特に最高。
ちょっと捻くれてるんですよね。初めて海を見て感動しているキキ。対するジジは「な~んだ唯の水たまりじゃないか」の一言。うん、ジジのこのツッコミ、間違ってないと思います。

空間の使い方、そして『動かなければアニメじゃない!』と言わんばかりにキャラクターが動きまくるのが宮崎アニメの魅力でもあります。
僕が特に好きなシーンはキキが初めての届け物をする所。警官に邪魔されないように空高く上がっていくシーンです。
普通なら真っ直ぐ空に上がっていく所をキキが回転しながら空に上がっていきます。それにより空間の広がりを実感できます。その後の急降下。キキがあっという間に小さくなっていきます。このスピード感がすごい!
ほうきから落ちそうになり踏ん張るキキやラストで屋根を転がり落ちていくキキなどなど。これでもかと動きまくります。

久石譲の音楽も、どのシーンにもマッチしていて「海の見える街」は今でもテレビの番組などに使われています。松任谷由美の「ルージュの伝言」「やさしさに包まれたなら」もいい曲なんですよね。
「ルージュ~」が流れるタイミングは、まさにトレンディドラマ。狙ってますといわんばかりです。「やさしさに~」はもう涙もの。映画が終った後の余韻がいつまでも残ります。

今や何やってもコナンになっちゃう高山みなみ、キキとウルスラの一人二役を演じてます。トンボ役の山口勝平、おソノの夫、警官、アナウンサーの一人3役を演じているのは山寺宏一。若手声優が出演している所も見所です。この3人は「らんま1/2」でも共演しています。

ジブリの作品の中で一番、再放送が多い作品でもあると思います。

あ~書き出したら止まらなくなってきた!まだまだ足りないくらいですが、この辺で終ります(笑)

2009/05/09 21:02

tochiro

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松任谷由実『魔女の宅急便』主題歌誕生の秘話

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『魔女の宅急便』のブルーレイディスクが12月5日よりウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンから発売。これを記念して12月9日(日)にスパイラルホールで行われたトークイベントに、シンガー・ソングライターの松任谷由実と鈴木敏夫プロデューサーが登場した。

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