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女の子ものがたり

2009/日本/IMJエンタテインメント、エイベックス・エンタテインメント
出演:深津絵里 大後寿々花 福士誠治 風吹ジュン 波瑠 高山侑子 森迫永依 板尾創路 奥貫薫 
監督:森岡利行
原作:西原理恵子
http://onnanoko-story.jp/

偏差値:60.4 レビューを書く 読者レビュー(3)

大人になるまでの、しんどくて情けなくて、けれどあふれるくらい大切な<あの頃>。
そんな輝く日々が思い出させてくれたのは、夢に向かって歩き始めた頃の自分自身——
『女の子ものがたり』は、かつて“女の子”だった全ての女性が元気になれる涙と感動の物語。
 
高原菜都美(深津絵里)、漫画家、36才。昼間のビール、たらいで水浴、ソファで昼寝・・・スランプから抜け出すきざしがまったくないダメ作家。新米編集者、財前(福士誠治)もあきれ果て、ついにキツイ一言を投げかけてしまう。「先生、ともだちいないでしょう?」
その言葉で菜都美は、かつて“女の子”だった頃、いつも一緒にいてくれた“ともだち”と“故郷”のことを思い出す——。
海と山のみえる小さな町で出会ったみさちゃんときいちゃん。少女から大人に成長していく未完成でいとおしいあの頃、情けないことも楽しくて輝いていたことも、自分の全てを受け入れてくれた大切なともだち。
今はもう会えないとしても、あのともだちと過ごした日々が、今も自分を励ましてくれていることに菜都美は気づいていく。
あの頃から今につながっている1本の道。ひとりっきりで歩いてきたんじゃないことを知ったとき、菜都美の心にある変化がおき始める——。

原作は、 「ぼくんち」、「毎日かあさん」など独特の画風で人気を博している漫画家、西原理恵子によるものでハードカバー漫画としては異例の15万部という大ヒットを記録しているベストセラー。09年は「いけちゃんとぼく」の実写映画公開も控えており、まさに<サイバラ・イヤー>到来の年。西原の分身とも言える主人公・菜都美を演じるのは、『博士の愛した数式』以来の主演作となる深津絵里。人生の絶不調から生きる勇気を取り戻していく様を、透明感あふれる独特の存在感で演じており、同世代の女性たちが共感するヒロインが誕生した。そして、その高校生時代を演じるのが、映画『北の零年』、『SAYURI』」などに好演し、今年は『カムイ外伝』 (秋、全国公開)で松山ケンイチと共演が決定している大後寿々花。さらに、小学生時代を演じるのが、実写版「ちびまる子ちゃん」でおなじみ、国民的子役の森迫永依。ほかに、セブンティーン専属モデルで『守護天使』の公開も控えている波瑠(きいちゃん)、昨年『空へ〜救いの翼〜』で主演デビューを果たした高山侑子(みさちゃん)など、今年ブレイクしそうな若手女優たちが出演していることも話題。また、『ワルボロ』『タッチ』の映画作品のほか、「イノセント・ラヴ」などTVドラマでも活躍している今注目の福士誠治や風吹ジュン、板尾創路、奥貫薫ら多彩な役者たちが出演している。脚本・監督は『子猫の涙』 で2007年東京国際映画祭「日本映画・ある視点」部門特別賞を受賞した森岡利行。音楽は、おおはた雄一。
愛媛県の海と山のある懐かしくて美しい風景が子供時代のシーンとして味わいを添えている。


初秋 シネクイントほか全国ロードショー!

『女の子ものがたり』イベントにMAX登場

『女の子ものがたり』イベントにMAX登場

2009年8月24日(月)、汐留にて、『女の子ものがたり』の「同窓会試写会」が行われ、ダンスボーカルグループのMAXが登場。過去のデビュー当時から、現在、10年後の未来までを語るトークイベントを行った。

女の子ものがたり

西原理恵子原作の映画『女の子ものがたり』完成 

4月23日(木)、汐留にて『女の子ものがたり』の完成披露試写会が行われ、深津絵里、大後寿々花、福士誠治、波瑠、高山侑子、森岡利行監督、原作の西原理恵子が登壇した。