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島田洋七の佐賀のがばいばあちゃん

2009/日本/アジア シネマ ギルド/112分
出演:香山美子 瀬上祐輝 原田祥 森田温斗 井手らっきょ 島田紳助 東国原英夫 小林綾子 高島礼子 
監督:島田洋七

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「佐賀のがばいばあちゃん」が、著者の島田洋七自身の手で帰ってきました。
島田洋七(徳永昭広)が佐賀へ預けられた時、ばあちゃんは58歳だった。
そして今、島田洋七自身が58歳を迎えてみて、振り返った“ほんとうの田舎、ほんとうのばあちゃん、ほんとうの子供”を描くため、そしてほんのりとした涙と、爆笑を映画館に起こすため自らメガホンをとった作品です。

あらすじ
時は昭和33年。居酒屋で働く母子家庭では世話がしきれず、小学校一年生で超がつく貧乏なばあちゃんの家に預けられてしまった昭広少年。このばあちゃんが明るく逞しい「がばい=すごい」ばあちゃんだった。初めは不慣れな田舎暮らしにとまどいながらも、生きる知恵とトンチのきいた明るいばあちゃんに育てられ、すくすくと成長してゆく8年間を描く。

解説
お笑いブームの先端を突っ走ったB&Bの島田洋七が、自らの少年時代を描いた小説「佐賀のがばいばあちゃん」を執筆したのは1993年。純朴な田舎に育つ、誰もが懐かしい少年時代の様子と、貧乏でも持ち前の明るさと機転の利いた言葉の数々でたくましく生きるばあちゃんの生き生きとした描写は、たちまち人気となり累計発行部数555万部の大ベストセラーとなりました。その後、TVドラマ、舞台、劇場映画が作られましたが、原作者であり主人公・昭広少年本人でもある島田洋七は、日本全国4000回にもおよぶ講演会の中でふくらんだ夢が「自らの手による映像化」だったのです。お客さんはどこで笑ってくれるか、どこで感激してくれるか、いわば島田洋七の体で覚えた「舞台の間」を映画に持ち込んで作り上げたのが、この「島田洋七の佐賀のがばいばあちゃん」なのです。