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スラムドッグ$ミリオネア

Slumdog Millionaire
2008/イギリス/ギャガ・コミュニケーションズ/120分
出演:デヴ・パテル フリーダ・ピント イルファーン・カーン 
監督:ダニー・ボイル
http://slumdog.gyao.jp/

偏差値:59.0 レビューを書く 解説

この映画を見てパワーをもらった。 [80点] [参考:1]

 未だに残るカースト制度。貧困の差が激しいインド。変わりつつあるインド。

 彼ら子供達は生きる事に必死だ。貪欲であり商魂たくましい。子供達は明るい。それは希望、夢、未来があるからだ。

 クイズ番組を一問一問クリアしながら過去を回想していく手法は上手い。

 悪に染まっていく兄。まっとうな人生を送る主人公の弟。そしてその恋人。成長し3人を絡ませながら進行していくストーリーに途中あきる事はなかった。

 人生、お金がすべてではないんだよ。愛はそれ以上に勝るのだ。そんなメッセージを感じた。

 20点減点なのは、主人公がスラム街で育ったと思えない育ちのよさとおぼっちゃんさを感じた。(配役が適切でないと思う。)
 エンドール直前に出演者の全員の踊りは台無しとはいわないが興ざめてしまった。ないほうが良かったと思う。

 それを差し引いてもエネルギーに満ち溢れている映画だった。

2010/07/07 00:56

クラさん

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ポータブルDVDによる車内鑑賞レビュー [75点]

通勤時間を活用して、ポータブルDVDプレイヤーによる地下鉄内鑑賞、モバイルPCによる地下鉄内レビュー執筆をしております。


今作は

■ 「生命力に満ちたインドの民衆」 VS
            「前近代的で陰鬱なインドの現実 」

     という 凄まじいほどの陰影の差に瞠目し、


■    「クイズ$ミリオネア」(ちょっと前の現実)
       ↓ ↑            ↑ ↓
 「取り調べ室」(現在)⇔「ジャマールの半生」(過去)
                              という 3つの時空間を縦横無尽に
    行き来していく構造に狂喜しながらも、


■ ジャマール → 「クイズ$ミリオネア」 ← ラティカ

  という 終盤の盛り上がりを捻出できた構図までもを
  活かすことができなかった、残念な映画。

   と、勇気を振り絞って発言させて頂きます。


制限文字数では語りきれず、完成版はこちらまで、ネタバレ注意。

  ↓

http://ouiaojg8.blog56.fc2.com/blog-entry-99.html

2010/06/09 00:25

マーク・レスター

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見終わったあと気持ちいい [93点]

世界中誰でも知ってるあのクイズ番組の映画化です。しかも舞台はインドのスラム。アメリカ映画じゃないのにアカデミー賞を受賞。この年最も話題になった映画です。

あのクイズ番組をいったいどの様に料理するかと思いましたが、なるほど、クイズの1問1問をなぜ答えることができたのか回想する形で描かれているんですね。この切り口に「やられた」という感じです。

インドらしく、というかダニー・ボイルらしく、全編華やかな音楽で彩られているのが特徴。小さな兄弟が列車で食べ物を盗むところで流れる歌「Paper Planes」が秀逸。

この年、見終わった後、最も気持ちが良い映画でした。

2009/12/20 22:51 (2009/12/21 00:48修正)

シネマガ管理人

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あまりにも別世界で、なんか新鮮 [82点]

すごく的外れなのかもしれないんだけど
『シティ・オブ・ゴッド』
を観たときと似たような感覚に陥った私…。

よくよく見てみたら
『シティ・オブ・ゴッド』もアカデミー賞で
4部門にノミネートされていた…。

作品としては本当に興味深く観ることができて、
おお、こういうふうに展開するのか!
とワクワクもした。

でも
もっと早く観てればよかったのかもしれないんだけど
色々とこの作品に関するニュースが流れているのを
目にして行ってしまったもので
いらん情報がインプットされてしまった影響か

『で、『トレスポ』のボイル氏は
いったいこの映画で何をしたい?』

という疑問が、全く映画と関係ねーのに
ずーっとぐるぐる頭の中を回ってて
あんまり集中できなかったような気もする…。
すごく残念。

でも、気になる。
なんであの子役2人だけに家を購入したのかも
よくわからん。
何をしたいんだか、もっと情報を得ないと
ずっと考えてしまいそうだ…。

でも、イギリス人であんな映画を撮れるっていうのは
やっぱすげーセンスなんでは…
と、正直思う。

2009/06/04 20:40

cathy

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自分の運命を駆け抜けろ! [84点] [参考:1]

※ネタバレを含むレビューです。
運命に導かれ、全速力で人生を駆け抜けていったスラムドッグズ(スラム街の負け犬)のスピード感あふれる珠玉のラブストーリー。

言わずと知れた2008年アカデミー作品賞を含む最多8部門を獲得した傑作。なので、作品の説明などは省き、感想のみを記載します。

観終わった後、これがアカデミー作品賞を取ったのかと作品内容とは別の感想がわきました。それほど、今までのアカデミー作品賞受賞作とは異質な感覚でした。
何が異質かというと、作品を通して主人公ジャマールの成長が全くない。ラブストーリーに深みを与える人間讃歌的な要素が全くない。ジャマールは運命を駆け抜けたけれど、人生を切り開いたわけではない。などです。

スラムドッグズとして、運命に翻弄されながらも懸命に生きようとしたのはジャマールの兄サリームでした。意地悪をしながらも本当は弟のことが大好きなサリーム。スラムドッグズとして生きるためには、ただ運命を受け入れるだけではなく、自分からアクションを起こさなければならないということを知るのです。おそらく多くの男性はサリームに感情移入するのではないでしょうか。

映画としはスピード感、細かい伏線を巧く利用する脚本、インドのパワフルな街並み・人々の勢いをそのまま画面に表現するあたりは最高に楽しい。そして、純然たるインド映画の音楽とは違う形で、インド音楽をマッチングさせる絶妙な演出。それを一番表しているのが、冒頭のムンバイをスラムドッグズが疾走するシーンではないでしょうか。これから始まる奇跡のストーリーに心がワクワクしました。

それにしても、最後までTVに出ればラティカが見てくれるということを期待して待つだけのジャマール。ラティカを命を懸けて救い出すサリーム。ジャマールに全く共感できないですよ。1人の女性に夢中になり、盲目になってなんでもできてしまう人は世の中にたくさんいるし…

エンドロール直前の駅で踊る子供時代のジャマールとラティカの映像はとってもラブリーでもう少し子供時代の物語を観たいなと思いました。

連想作品:「クイズ・ショウ」
     (内容は対極にあるような気がしますが^^)

2009/04/26 19:04

Good Luck

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『スラムドッグ$ミリオネア』の見どころは歌と踊り

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2009年4月15日(水)、六本木にて、『スラムドッグ$ミリオネア』のトークイベントが行われ、インド顔として宣伝部長に選ばれたネプチューンの名倉潤が作品の印象を語った。

第81回アカデミー賞『スラムドッグ$ミリオネア』が勝利

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『スラムドッグ$ミリオネア』オスカー候補ダニー・ボイル監督うきうき会見

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2009年2月18日(水)、六本木にて、『スラムドッグ$ミリオネア』の記者会見が行われ、ダニー・ボイル監督が登壇。日本の「クイズ$ミリオネア」の司会者みのもんたが応援にかけつけた。

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