少年メリケンサック

終始爆笑 [82点]

　バンドの四人と宮崎あおいのそれぞれの個性がとてもよく絡み合っていて、見る側をまったくあきさせません。
　モキュメンタリータッチなのもなんだか新鮮で面白かったです。
　是非お正月に家族みんなでわらいながら見て欲しい作品です。

2010/12/31 23:21

dorayakin

メイキングの方が面白い [70点] [参考:1]

昨日、仕事から帰宅したらＤＶＤが我が家に到着してたので、あまり好きな映画ではありませんが、宮崎さん見たさに早速見てしまいました。ストーリーはアイドルバンドだった少年メリケンサックがメンバーの兄弟喧嘩（佐藤浩市、木村祐一）がきっかけでパンク化し、ボーカル（田口トモロヲ）がギターで殴られ動けなくなって解散。
そのライブをネットで栗田かんなが見つけて、25年ぶりに再結成させてツアーにでるんですが、最初は、ヒドイバンドだったがツアーやってるうちに音楽とは？パンクとは何かを訴える演奏に徐々に人気バンドとなるお話しです。反面、マサル君（勝地涼）の歌は優しく栗田かんなに癒しを与えるがつまらない音楽として描いています。（僕は、この曲が好き）
主演の宮崎あおいさんが、パンク化したり、勝地君との甘い恋仲、凛としたレコード会社ＯＬと多面的な演技が素晴らしいです。
あおいちゃんは、佐藤浩市に蹴られ、抱きつかれ、木村に牛奮を顔にぶつけられたり、露天風呂で、メンバー４名の生まれたままの姿を写真撮影させられたり、ユースケサンタマリアには胸に手を当てられ、三宅弘城の脱ぎたてパンツを持たされ、田口トモロヲには、車の中で体をいっぱい触られたりと酷い事されますが、全く気にせず楽しそうに収録してました。
田口トモロヲさんは青い車、勝地涼君はパコダテ人から篤姫まで何度も共演してるから演じやすかったんでしょうね。本当に、この仕事が大好きなんだなーと感心して見ていました。佐藤浩市さんも流石と思わせる迫真の演技ですし、クドカン作品なのに、なぜ面白く感じないのか不思議でしたがメイキング映像見て解りました。
僕は本編では全然笑わなかったのにメーキング映像見て笑い転げて居る自分に気が付いたんですが、同じシーンを色々な演出で撮影しているのに、一番面白くないのを本編で使っているのです。
ようするにユースケ、木村のお笑いコンビの面白く撮れているやつを全部、没にしているからではないかと思いました。30時間分も本番映像撮影しているのに、編集が悪いとしか思えません！勿体無くて残念でなりません。本来なら、もっと大ヒットしたかも知れないのに。ということで本編はキャストの熱演で70点位かな(・・;)

2009/08/08 08:37

ふっくん

中年パンクロッカーをなめるなよ！ [85点]

物語は音楽会社の契約社員 かんな（宮崎あおい）が動画サイトで「少年メリケンサック」と言うイケメンぞろいのパンクロックバンドを見つけたことから始まる。

動画を自社のサイトにアップしたところ人気は急上昇。

「少年メリケンサック」の全国ツアーをするために彼らを探しに行った かんなが見つけたのは、アキオ（佐藤浩市）を中心とした何と中年のオッサンたちでネットに流れていたのは25年前の解散ライブだったことから、やがてドタバタのコメディに発展する。

監督が宮藤官九郎であると聞いて前作「真夜中の弥次さん喜多さん」のどこがいいのか全く理解できなかったためかなり心配であったが、宮崎あおいと佐藤浩市の弾けっぷりを観ているだけで楽しくなる。

楽しくなるのだが、出演者全員がかなりオーバーアクション気味に演じているので、その嘘くささを受け入れられるかどうかで好き嫌いが分かれる作品でもある。

バンドの過去と現在が入り交じりながら話が進んで行き、バンドが解散した原因とそれに対して現在の彼らがどんな思いでいるのかが徐々に明らかになる。

中年ロッカー達が再びパンクに目覚め、再結成して努力の末ツアーができるようになるまでを中年男の悲哀を織り交ぜて描いてもよかったように思う。

しかし宮藤監督はそうはせず、ひたすら笑い笑い笑いで物語を進めていくが、ここも観る者の好き嫌いが分かれるところかも知れない。

各地のツアー会場を巡る道中はロードムービーであり、パンクは嫌いだと言いながらも かんなが彼らに打ち解けて行く様子が可愛い。

話の展開にはかなり強引なところもあるが、中年ロッカー達が歌うパンクロックのパワーと宮崎あおいの可愛さで観ている時はそんな細かいことを忘れさせられる作品である。

ロッカー以外で気になるのは かんなの恋人？である歌手を夢見るマサル（勝地涼）の歌があまりにも音痴だったことで、あれは地声なのか演技なのか謎である。

2009/02/17 20:25 (2009/02/19 20:08修正)

kira

『少年メリケンサック』宮崎あおい掛け持ち出演

2009年2月14日（土）銀座。『少年メリケンサック』が初日を迎え、宮崎あおい、佐藤浩市、木村祐一、田口トモロヲ、ユースケ・サンタマリア、三宅弘城、ピエール瀧、勝地涼、そして宮藤官九郎監督が舞台挨拶に登壇した。

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