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WALL・E/ウォーリー

Wall・E
2008/アメリカ/ウォルト ディズニー スタジオ モーション ピクチャーズ ジャパン/103分
出演:ベン・バート エリッサ・ナイト ジェフ・ガリーン フレッド・ウィラード シガニー・ウィーヴァー 
監督:アンドリュー・スタントン
http://Wall-e.jp

偏差値:56.0 レビューを書く 読者レビュー(6)

29世紀の地球。人類は、ゴミだらけになった地球を捨てて、宇宙に逃れた。
たったひとり、「ウォーリー(Wall・E)」という名の小さなゴミ処理ロボットを残して・・・。


●圧倒的スケール!誰も見たことのないリアルな映像

70年代のSF映画に多大な影響を受けたというスタントン監督は語る。「『2001年宇宙の旅』(68)、『スター・ウォーズ』(77)、『エイリアン』(79)、『未知との遭遇』(77)、『ブレードランナー』(82)などの作品は、僕を全く別の世界に連れて行ってくれる雰囲気と映像世界を持っていた。この映画で、あの感覚を取り戻したかったんだ」

CG的な映像ではなく、撮影監督が本当に未来世界や宇宙に行ってカメラで撮影したかのような実写的映像を目指すこと。それが今回の挑戦だった。スタッフたちは、『スター・ウォーズ』で使用したものと似た70年代の古いパナヴィジョンのカメラをスタジオに持ち込んで映像の感覚をつかみ、ソフトウェア上のカメラワークの調整や改良を何度も重ねた。その結果、まぶしくザラついた質感の地球上の映像や、圧倒的スケールの「空撮」撮影、ワイドスクリーンの縦横比を活用した遠近感ある壮大な映像が出現。また、宇宙船着陸など地球上のシーンには、手持ちカメラで撮ったような手ぶれやズームのある臨場感と迫力ある映像が、一転して宇宙船アクシオム号のシーンには、カメラが宙をスムーズに動いて撮ったようなステディカム映像風の映像が多用されるなど、物語の雰囲気にリンクした映像が生み出されていった。

さらに、従来制作の最後の段階で当てられる照明を、撮影前にあらかじめ視覚化させるというピクサー初の試みもなされ、太陽の位置や日陰の領域などを考慮した映像作りが成し遂げられた。

今まで誰も見たことのないリアルな映像が、私たちの心を躍らせる。

12月5日(金)全国ロードショー!

『Wall・E/ウォーリー』こんな可愛いロボット見たことない

『Wall・E/ウォーリー』こんな可愛いロボット見たことない

2008年11月16日(日)、スペースFS汐留にて『Wall・E/ウォーリー』の大学生限定試写会が行われ、上映前に全国の大学生達が実際に開発したロボットのデモンストレーションがあった。