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Niagara
1953/アメリカ/89分
出演:マリリン・モンロー ジョセフ・コットン ジーン・ピータース ケイシー・アダムス ドン・ウィルソン 
監督:ヘンリー・ハサウェイ
製作:チャールズ・ブラケット
脚本:チャールズ・ブラケット、ウォルター・ライシュ、リチャード・ブリーン
撮影:ジョー・マクドナルド
音楽:ソル・カプラン

(データベース登録者:frost

偏差値:59.0 レビューを書く

モンローとコットン [85点] [参考:1]

マリリン・モンローの存在感と、
ジョセフ・コットンのうまさと、
ナイアガラの景観。

それだけで満足。

あまり、深く謎を掘り下げるサスペンスではないので、
事の真相やトリックなどは他愛ないものだし、
際立った悪役も正義漢も登場しません。

そういう意味では、サスペンスの形をとったメロドラマ
と言った方が良いかもしれません。

メロドラマの主役は当然、マリリン・モンローで、
モンローはモンローであるだけで神々しいと言うか
なんというか。存在感が桁外れ。

シーツにくるまって眠っているだけでも、
歌を口ずさんでいるだけでも、
当然歩くだけでも、
その存在には神が宿ってます。

そして、
モンローの悪女ぶりを際立たせ、
ドラマを成立させているのは、
ジョセフ・コットンの演技力か。

ブラインドの影を使ったシーンとか、
ベルタワーでコットンが決着をつけるシーンなど、
映像面でもハッとさせられるものがありますが、

やはりこの映画は主役2人の映画であって、
それ以外のなにものでもなし。

2008/11/10 11:22

frost

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