Mission: Impossible
1996/アメリカ/110分
出演：トム・クルーズ ジョン・ヴォイト エマニュエル・ベアール ヘンリー・ツェーニー ジャン・レノ ヴィング・レイムス クリスティン・スコット・トーマス ヴァネッサ・レッドグレーヴ エミリオ・エステヴェス
監督：ブライアン・デ・パルマ
偏差値：54.3 レビューを書く
TVシリーズとは別物として楽しもう [75点] [参考:1]
TVの洋画劇場を観ていたがCMがうっとおしくなって途中からDVDで鑑賞。
公開当時オールスターによる「スパイ大作戦」の映画化と思って劇場に出かけ、その期待が見事に裏切られたことを思い出した。
作品が面白くない訳ではない。
何者かの裏切りによりチームを壊滅させられ、裏切者の汚名を着せられたイーサン・ハントが、新たなチームを組んで真実を解明していくその発想はいい。
それぞれの見せ場もちょっと嘘っぽいところはあるものの結構ドキドキする展開である。
これがオリジナルの作品であるなら、面白いアクション映画として楽しめたであろう。
しかし「スパイ大作戦」の映画化と考えるとTVシリーズのファンとしては許しがたい作品である。
製作も兼ねている主演のトム・クルーズには自分が目立つためなら何をやってもいいのかと言いたいほどの憤りを感じる。
監督以下その他のスタッフにもTVシリーズに愛着がある者はいないのではないだろうか。
人気TVシリーズの映画化でありながら多くの「スバイ大作戦」ファンを敵に回した珍しい作品である。
オマケ
具体的にどこが許しがたいかはネタばれになるから書けませんが、例えば「仮面ライダー」の宿敵ショッカーの首領が立花藤兵衛だったら(ちょっと古いか)とか、ドラえもんはのび太を倒しに未来から来たターミネーターだったらファンは許せませんよね(笑)
2008/11/16 02:02