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1997/アメリカ/85分
出演:ショーン・ガレット マーク・マーゴリス スティーヴン・パールマン ベン・シェンクマン サミア・ショアイブ アジャイ・ナイデゥ パメラ・ハート
監督:ダーレン・アロノフスキー
製作:エリック・ワトソン
原案:ダーレン・アロノフスキー、ショーン・ガレット、エリック・ワトソン
脚本:ダーレン・アロノフスキー
撮影:マシュー・リバティーク
美術監督:マシュー・マラッフィー
編集:オレン・サーチ
作曲:クリント・マンセル
音楽監督:スーZ
(データベース登録者:frost)
偏差値:53.0 レビューを書く
入り込めない [70点] [参考:1]
数字で世界の森羅万象を解き明かそうとする数学者の狂気の世界。
常人では伺い知れない天才の孤独な日常が。。。
でも、本当にこんなもん?コミュニケーション障害があって、偏頭痛がして、アパートには何重にも鍵をかけて、コンピューターに囲まれて生活してる・・?なんかステレオタイプな感じがする。。。
彼が、数字で解明しようとしているのは株式市場。「すべての現象には数字で説明できる公式が存在する」という信念に基づき、株価の正確な予測を試みる。このあたりも妙に生臭い。人界に孤絶する数学の天才が、人間の欲望渦巻く株式市場に興味など感じるのか?それとも、最も人間くさい株式市場すら、彼にとっては単なる数学的研究対象でしかないと、そう捉えればいいのか。でもそこに、なんかわけのわからない金融マフィア(しかも、何でセールスレディがマフィアなんだ)あたりが絡んでくると、現実感も非現実感も抱けないんだなぁ。
ということで、ちょっとリンチの『イレイザーヘッド』を髣髴とさせる映像感覚など、好きな人はたまらないと思いますが、映画に意味を求めてしまう私にとっては今ひとつ。
2008/11/03 11:51
frost
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