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ジョーズ

Jaws
1975/アメリカ/124分
出演:ロイ・シャイダー ロバート・ショー リチャード・ドレイファス ロレイン・ゲイリー マーレイ・ハミルトン 
監督:スティーヴン・スピルバーグ
製作:リチャード・D・ザナック、デビット・ブラウン
音楽:ジョン・ウィリアムス
原作:ピーター・ベンチリー
脚本:ピーター・ベンチリー、カール・ゴッドリエブ
撮影:リブ・バトラー
編集:ヴァーナ・フィールズ

(データベース登録者:kira

偏差値:62.9 レビューを書く

8メートル、3トンの恐怖 [95点] [参考:2]

3人の男と1匹の巨大ホオジロザメの死闘を描いた、S・スピルバーグ監督の大出世作である。

上映開始から1時間を過ぎるまで背ビレのみが見え全貌を現さないサメがよけい観客の恐怖感を煽り、同監督の「激突」に出る顔を見せないトレーラーの運転手を彷彿させる。

この映画が公開されるまでジョーズという言葉は聞いたことがなかったが、今ではすっかり凶暴なサメの代名詞となっている。

その後3本の続編と数々の亜流の動物パニック映画が作られたが、本作を越える作品はなく、若き天才(今はもういい年であるが)S・スピルバーグの才能を認識させられる作品である。

映画館には3回見に行ったが、最も思い出深いのはオールナイトのフィルムマラソン大会のトリがこの作品で、ジョーズとの最後の闘いが終わった時、400人はいたであろう観客全員が拍手で大喝采したことである。

映画館であんなにはしゃいだのは後にも先にもあの時だけであり、たまにはこんな映画の見方があってもいいんじゃないかと思う。

ジャパンプレミアには行ったことがないが、映画が終わった時は全員で拍手喝采するのだろうか。だとすれば、そのような機会に出会える都会の映画ファンが羨ましくて仕方がない。

2008/10/29 22:46 (2009/11/07 06:27修正)

kira

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