まぼろしの邪馬台国
2008/日本/東映
出演:吉永小百合 竹中直人 窪塚洋介 風間トオル 平田満 柳原可奈子 黒谷友香 麻生祐
監督:堤幸彦
http://www.yamatai-koku.jp/
この旅が、やがて日本中に旋風を巻き起こす。
【Introduction】
魏志倭人伝に記述された、古代日本の手がかりとなる「邪馬台国」。日本古代史最大の謎といわれており、現在も学会ではその所在地に関して「九州」「近畿」「四国」など諸説をめぐって論争は続いている。
昭和40年代初期、第一回吉川英治文化賞を受賞したベストセラー「まぼろしの邪馬台国」が発端となり、邪馬台国ブームが沸き起こった。その著者は、島原鉄道の元役員で、「島原の子守唄」の作者でも知られる、全盲の文学者・宮?康平。破天荒な言動、行動を繰り返しながらもどこか憎めない人柄の宮?。その傍らには、いつも妻・和子がいた。目の見えない康平に魏志倭人伝、日本書紀、古事記などを繰り返して読み聞かせ、立体地図を作って九州各地を旅した。執筆は康平の口述を和子が書き留めいくという共同作業。康平の夢はいつしかふたりの夢となっていったのだった。
【Story】
盲目の夫を支え続けた宮?和子を演じるのは、日本を代表する映画女優・吉永小百合。水害による鉄道復旧で偶然の発見した土器から、邪馬台国を探し出すことへの執念を燃やす宮?康平には、個性派俳優・竹中直人。また窪塚洋介、江守徹、大杉蓮、余貴美子、由紀さおりなど実力派俳優に加え、人気お笑い芸人・柳原可奈子、中高年のアイドル・綾小路きみまろ、人気アナウンサー・草野仁、物理学者・大槻義彦など話題の人物の共演がかなった。
脚本は大河ドラマ「功名が辻」NHKドラマ「ふたりっ子」等の大石 静。監督は、「明日の記憶」「トリック劇場版」など傑作、話題作を次々に生み出している堤幸彦。
九州の美しい大自然を舞台に、ふるさとに眠る太古の謎を解き明かそうとした、二人の旅が今始まる。
11月1日(土)ロードショー