ちょっと違う切り口の映画ニュースをお届けするウェブマガジン


おろち

2008/日本/東映/107分
出演:木村佳乃 中越典子 谷村美月 山本太郎 嶋田久作 
監督:鶴田法男
http://www.orochi-movie.jp/

偏差値:--.- レビューを書く 読者レビュー(0)

【Introduction】
世界中のクリエイターたちに多大なる影響を与えてきた不世出の天才漫画家・楳図かずおの「おろち」が、遂に映画化。この伝説の怪作に挑むのは、J・ホラーの先駆者・鶴田法男(監督/『リング 0〜バースデイ〜』『予言』)、高橋洋(脚本/『リング』シリーズ)、そして音楽には国際的に活躍中の川井憲次(『墨攻』『DEATH NOTE』)。出演は、美が崩壊していく運命をたどる美人姉妹に、木村佳乃と中越典子。二人が“崩れ役”に果敢に挑戦。また、この悲劇の語り部となるキャラクター謎の美少女“おろち”を演じるのは谷村美月。
「真の恐怖とは心霊現象や物の怪ではなく“人間”の心の闇ではないか? 」
楳図かずおの傑作が新たな寓話となって、この秋、生まれ変わる。

【Story】
29歳――美しき姉妹を待ち受ける、悲しき運命のはじまり。
100年に一度永い眠りにつくことによって、不老不死の体を保ち、人の世を彷徨い続ける謎の美少女“おろち”。行く先々で起こる、人の業からなる悲劇、惨劇を、時に自らの不思議な力を介入させつつ、“おろち”は見つめ続ける。彼女は天使なのか、悪魔なのか・・・どこから来てどこへ行くのか・・・誰も知らない。
“おろち”が家政婦として潜り込んだ門前家には二人の美しい姉妹がいた。門前家の女たちは誰よりも美しく生まれるが、29歳をすぎる頃には突然美貌が崩れ始め、果ては化け物のように醜く朽ち果て、やがて死んでいくという。ある日妹の理沙は醜く崩れ死んでゆく間際の母親から、もう1つの門前家の秘密を打ち明けられる。