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パンダフルライフ

2008/日本/松竹
監督:毛利匡
ナレーション:菅野美穂
キャラクターデザイン:くらもちふさこ
http://www.pandaful.jp/

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ありそうでなかった、パンダのドキュメンタリー映画、ついに日本初登場!

白黒のツートンカラーに、もこもこしたぬいぐるみのような体。むしゃむしゃ竹を食べて、ごろごろ、ぐうぐう寝てしまう。まるでストレスも苦労もなさそう。あんな暮らしがしてみたい・・・。動物界のアイドル、癒し系No.1、それがジャイアントパンダ。でも、実はパンダって、厳しい氷河期を乗り越えて、800万年という長い歴史を生き延びてきた奇跡の生命なのです。

「パンダフルライフ」は、そんなパンダたちの1年をつぶさに見つめ、子育てや子供たちの成長など、これまであまり知られていなかったパンダの暮らしぶりを余すところなく描く感動のドキュメンタリーです。

舞台となるのは、中国の四川省と日本の和歌山県。中国・四川省成都にある成都パンダ繁育研究基地は、絶滅の危機に瀕したパンダを救うための中国最大規模の研究施設。ここでは、海外クルーとしては初めて、産室での密着取材を許可され、パンダの子育ての貴重な様子を撮影することに成功しました。もう一つの舞台、和歌山県白浜にあるアドベンチャーワールドには、世界で初めて、双子のパンダを自力で育てたお母さんパンダ・メイメイがいます。昨年、4歳になった双子のリュウヒン、シュウヒンは、母の故郷である中国に旅立つことになりました。映画では、頼もしいお母さんや慣れ親しんだ飼育員と離れ、見知らぬ土地で暮らすことになる2頭の兄弟パンダの別れと成長が、ドラマチックに描かれていきます。

物語をさらに盛り上げてくれるのが、今や年齢、男女を問わず幅広い層から共感を得ている菅野美穂さんのナレーションです。初めて映画のナレーションに挑戦し、時にはパンダの気持ちになって、時には観客の目線から、パンダの魅力を伝えてくれます。そして、「天然コケッコー」や「いつもポケットにショパン」などで知られ、大のパンダファンという人気漫画家・くらもちふさこさんの書き下ろしのイラストが映画のところどころに登場し、ちょっととぼけたパンダらしさをさらに盛りたてているのも魅力の一つです。主題歌を手がけるのは、繊細でドラマティックなサウンドが注目されているオトナモード。さわやかな音楽に乗せて、エンディングを飾ります。

思わずぎゅっとしたくなる、そんなパンダがいっぱいの「パンダフル」なドキュメンタリー映画が、ついに登場です。

毎日に疲れたら、有休とってパンダしよう。

8月30日(土)全国ロードショー