Made of Honor
2008/アメリカ・イギリス/ソニー・ピクチャーズ
出演:パトリック・デンプシー ミシェル・モナハン ケヴィン・マクキッド キャスリーン・クインラン シドニー・ポラック
監督:ポール・ウェイランド
あなたのすぐ傍にいる人 [80点]
このレビューはネタバレを含みます
トム(パトリック・デンプシー)とハンナ(ミシェル・モナハン)は大学時代からの大親友。もうかれこれ10年になるが、男女の関係はない。
それでも、二人は誰よりも一緒に食事をし、悩みを打ち明けあい、強い友情をはぐくんできた。
トムは女性をとっかえひっかえの超プレイボーイ。
トムの父親(シドニー・ポラックだっ!)が6回も結婚・離婚を繰り返しているのに嫌気をさしてるのか、結婚願望はないよう。逆にハンナは結婚をまじめに考えているオーソドックスな女性だ。
が、10年の二人の友情関係に突然変化が?
ハンナがスコットランドへ6週間の出張に行った折、トムは初めてハンナを愛してることを自覚したのだ。彼はハンナへの告白を決意するが、帰国した彼女には電撃的に恋に落ちた超セレブな婚約者が傍らにいた!!
よくあるストーリーだけど、とにかく笑えた。
ラスト10分前まではすっごく素敵なラブコメ!って思った。
よくある終わり方なのでちょっと残念だったけど。でも、とても楽しめる作品だし、絵も綺麗。バックの音楽もセンスがよかったと思う。
この手のお話って、通常、女性が主人公で自分の好きな男性が突然、婚約者を連れてきた!っというのが多いので、男性が主役で、男の視点から描いているところが、とても面白かった。
しかし、10年もの間の友情関係のみって?一体どうなのかな?少なくとも、ハンナはトムに対して友情以上の愛情はずっとあったのではないか?
トムは別の女性といつもベッドインしていることにある種、あきらめていたのでは?と思う。トムの女たらしは、くせというか、一種病気のような・・・。
とにかくトムはモテまくる。これでよく男の友達がいるよね~!(みんなやっかまないのかしらん?)
ハンナも出会って、一ヶ月くらいで、婚約しちゃうっていうのもどうかな?って思う。
結果、相手が超セレブな、スコットランドの公爵家の息子だもの。格式やら、慣習、環境の違い等、結婚直前に、かみ合わなくなってくるのは当たり前だと思う。
この辺りのハンナの戸惑いと、トムのハンナへの思い(踏ん張り)がいじらくてよかった。
トム役のパトリック・デンプシー、なかなか良い演技でした。
婚約者の公爵家の息子は??て気がしましたが。
もう少し、敵役がハンサムだったら良かったかな。
2008/07/15 22:12