1968/アメリカ/FOX/112分
出演:チャールトン・ヘストン キム・ハンター ロディ・マクドウォール
監督:フランクリン・J・シャフナー
偏差値:61.9 レビューを書く
洋画は途中から面白くなるというが・・・ [93点]
僕の父が、「洋画は前半はつまらんたい。後から面白くなるけん。ばってん、『猿の惑星』だけは最初からおもしろかばい」と名言を残しました(笑)たしかにこの映画、最初のシーンからぐいぐいひきこまれます。当時、これほど手のこんだSF映画はありませんでしたから(同じ年にやっと『2001年宇宙の旅』が作られるので)。僕の父はチャールトン・ヘストンが一番好きな俳優だといってますが、本当にすごい印象を残す役者だと思いますね。
不時着した惑星が、猿の支配する惑星だったというくだりまでの持っていき方がもううますぎます。
そして人間が檻の中に入れられ、猿に観察されるシーンのなんたる画的な面白さ。キム・ハンター演じる美人のお猿さんが「この青い目の人間は喋るふりをしてるわ」と驚くところ、最高です。猿メイクは今見てもびっくり。
余談ですが、オランウータンが「見ざる聞かざる言わざる」のジェスチャーを取るシーンがあるのでよく注目してください。「見ざる聞かざる言わざる」って日本だけの文化だと思ったら、アメリカにもあったんですね。
2010/02/09 02:07