ベーゼ・モア

馬鹿な奴らは皆殺し！ [60点]

　セックス＆殺しは快感ですか？
　主人公のマニュとナディ-ヌにとってそれらは、日常の遊びのようで真剣な生き方なのです。
　兄を撃ったマニュ、ルームメイトの首をしめたナディ-ヌの2人は出会い、そして運命と欲望に身を任せ逃避行を始めます。
　強奪、売春、殺人を繰り返し、社会をあざ笑うかのようにその悪行のスピードをぐんぐんとまして終わりのない世界に突入していきます。動機も目的もなく原因も結果もないまま物語は流れていくのだけれど、エンディングはとても切ないです。
　超過激なシーンと2人のダイナマイトボディが踊り狂って、テンポのいい描写が盛りだくさんです。
　マニュの言葉の汚さと凶暴性と、ベビーフェイスのギャップがすごく個性的です。ナディ-ヌもセクシーだけど、日本人はマニュの方が好きだと思います。
　作品を見て「性」ｏｒ「生」どちらを見い出すか、是非是非ご確認しあれ！！

2008/06/08 01:23

maimai