1993/日本/113分
出演:古川登志夫 冨永みーな 池水通洋 二又一成 大林隆介 榊原良子 千葉繁 阪脩 郷里大輔 根津甚八 竹中直人
監督:押井守
脚本:伊藤和典
キャラクターデザイン:高田明美、ゆうきまさみ
メカニックデザイン:出渕裕、河森正治、カトキハジメ
演出:西久保利彦
音楽:川井憲次
(データベース登録者:tochiro)
偏差値:57.5 レビューを書く
1本の映画として観るか、パトレイバーとして観るか [75点]
このレビューはネタバレを含みます
僕は、どっちかと言うと「うる星やつら」っぽい感じの前作の方が好きですね。
この作品では、おなじみの第2小隊のメンバーが配置転換されており、新たなメンバーが後を継いでいます。
隊長は後藤そのままですが、どことなく寂しそうなんですよね。釣りをしている背中が切ない。
遊馬や太田、野明がいた頃が懐かしい、物足りない。そんなことを思いながら日々を過ごしているんじゃないかと僕は勝手に思ってます。
ラストの南雲しのぶさんは、ちょっとかわいそうだったな~。「BSアニメ夜話」で国生さゆりさんも言ってましたね。
OVAから始まった一連のパトレイバーの流れとして観るのと1本の映画として観るのとでは、全く別の印象を受けると思います。
最初に書いたように僕は1作目の方が良い。あの「ノリ」が好きなんですよね。2作目は2年後に発表される「攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL」の雰囲気が好きな人向きかも。
2作続けて同じような映画は作れないと押井監督は言ってましたが、この考えは素晴らしいなと思います。1つの作品を同じ監督が作ってるのに全く違う作品に見えてしまう「劇場版パトレイバー」オススメです。
2008/05/30 19:28