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The Lion King
1994/アメリカ/87分
出演:マシュー・ブロデリック ジョナサン・テイラー・トーマス ジェームズ・アール・ジョーンズ ローワン・アトキンソン ジェレミー・アイアンズ ネイサン・レイン ウーピー・ゴールドバーグ ジム・カミングス 

監督:ロジャー・アレーズ、ロブ・ミンコフ
音楽:ハンス・ジマー
主題歌:エルトン・ジョン

偏差値:65.0 レビューを書く 解説

吹き替え版がおすすめ [100点]

公開当時映画館で見た作品。字幕版でビデオも買ったし、当時から好きだったが、10数年ぶりに鑑賞してみて、本当に大好きになった。今回は吹き替え版と字幕版を比較してみたが、圧倒的に吹き替え版の方が良いことに驚いた。まずキャラクターと日本語の声がぴったりイメージ通りだったこと、そして日本語の翻訳が吹き替えの方が断然感動的なセリフになっていた。また、字幕ではセリフを読むタイミングが映像の動きのタイミングにあわないため、キャラクターの微妙な動きの変化によるセリフのニュアンスが字幕では全然伝わってこないことにも驚いた。吹き替えだと当たり前のように伝わってくるのに字幕版ではそれがまったく無視されていることが残念でならない。

久しぶりに見てみて、その映像の美しさに息を呑んだ。同じ映像なのに、なんでかな、吹き替えの方が映像が綺麗に感じた。おそらく字幕に気を取られない分、映像に集中できたのだろう。アフリカの雄壮な大自然が目前に広がると、感動で鳥肌がたった。もうオープニングの映像など、本当に美しすぎる。音楽も音響も素晴らしい。アフリカ楽器を取り入れた音楽と、大自然に立っているかのような音響空間。ディズニー映画の中でも音楽と音響については本作は最高傑作といえるのではないか。

楽しい歌に、楽しいアニメーション。ライオンの動きなど、ひとつひとつのモーションに重力を感じ、背景の空気感も見事。アニメーションとは絵に命を吹き込むものだと再確認させられた。

ストーリーも素晴らしい。僕がいちばん好きなシーンは、仲良し3人組が星を眺めるシーンだ(ここも吹き替えの方が琴線にくるものがある)。いいな、この3人組。ハクナマタタ。僕の人生訓にしたい。

2012/05/04 03:20

シネマガ管理人

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