世にも怪奇な物語
1967/フランス・イタリア/IMAGICA TV
出演:アラン・ドロン ブリジット・バルドー ジェーン・フォンダ ピーター・フォンダ テレンス・スタンプ
監督:ルイ・マル、ロジェ・ヴァディム、フェデリコ・フェリーニ
原作:エドガー・アラン・ポー
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40年の時を経て甦る、美しすぎる悪夢の世界
誘惑になびかない男に復讐する女伯爵、
自らの分身に戦いを挑む冷酷なサディスト、
幻影に誘われ破滅へとひた走る青年俳優・・・
怪奇文学の巨星、エドガー・アラン・ポー。彼が遺した鮮烈な悪夢の世界を、ヨーロッパ映画界を代表する3人の監督がいずれ劣らぬ個性とスタイルで映像化した本作。1969年の公開時には豪華スターの競演が話題を呼び、じわじわと忍び寄るかのような未知の恐怖は観客をトラウマの渦に叩きこんだ。圧倒的な視覚イメージに豊かな色彩、堂々たる風格を備えた流麗な演出。耽美と退廃に満ちた独自のムードは、「世にも奇妙な物語」をはじめとする数々のオムニバス・ホラーの原点とも言われている。
美しい女伯爵の歪んだ愛が引き起こす悲劇を描くロジェ・ヴァディムの「黒馬の哭く館」。自らの分身と対面した男が辿る皮肉な末路を、ミステリアスなタッチで綴るルイ・マルの「影を殺した男」。そして、夕暮れのローマに降り立った青年俳優が、狂気の淵を彷徨いながら少女の幻影に誘われるフェデリコ・フェリーニの「悪魔の首飾り」。豪華スターの鬼気迫る競演、愛と憎しみ、死と転生、ロマンと幻想の織り成す至高のオムニバス大作が、日本初公開から40年の時を経て再びスクリーンに甦る!!
8月28日から9月10日まで新宿武蔵野館にてレイトショー