パーマネント野ばら
2010/日本/ショウゲート
出演:菅野美穂 小池栄子 池脇千鶴 宇崎竜童 夏木マリ 江口洋介
監督:吉田大八
原作:西原理恵子
http://www.nobara.jp/
美しい空と海に囲まれた田舎町で起こった、
すべての人の記憶に残る、ある恋の物語—。
彼女の涙に秘められた、あまりにも切ない真実...。
「ずっと好き」はどこにもないから、私は毎日、小さな嘘をつく。
いくつになっても、どんな恋でも、恋をしている人は美しい—。
観る人すべての心に優しく残る、最高傑作の誕生
■新しい姿で魅せる 菅野美穂 8年ぶりの主演映画
「イグアナの娘」「働きマン」「キイナ」「曲げられない女」など数々の大ヒットドラマに主演、確固たる演技力で個性的なキャラクターを体現しながらも、独特の透明感で唯一無二の存在感を放つ女優・菅野美穂。2002年公開の北野武監督『Dolls』以降、実に8年ぶりの主演映画として彼女が選んだ作品が、西原理恵子の叙情的傑作と名高い『パーマネント野ばら』(新潮社刊)である。
強いキャラクターの中にも常に女性らしい可憐な姿が伴い、圧倒的な人気を持つ彼女。スクリーンの中で優しい眼差しと儚くも美しい新たな側面で観るものの共感と涙を誘う。
美しい空と海に囲まれた田舎町で起こった、すべての人の記憶に残る、ある切ない恋の物語。
様々な恋を経験し、その悲しみや痛みを知るすべての人に贈る──。
不器用に生きることを優しく肯定してくれる、胸に沁みる傑作が誕生しました。
■西原理恵子が描く、かっこ悪くても恋するオンナたち
叙情的最高傑作、吉田大八監督により待望の映画化!
山あいの小さなパーマ屋さんは、女のザンゲ室──。
‘大人の女性の恋心’を赤裸々に描き、西原理恵子の新境地的な作品として話題となった本作。深い愛情と悲しみを湛える女性たちが、自分に小さな嘘をつきながら懸命に生きる姿は、多くの共感と絶大な支持を得ている。女のたくましさ、したたかさ、純粋さ、大らかさ、優しさ、切なさ……など、様々な「女の情」が詰まった珠玉の原作が、待望の映画化。
メガホンを取るのは、『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』(07)がカンヌ国際映画祭の批評家週間部門に正式出品されるなど国際的にも評価が高く、人間の「どうしようもなさ」や「愛すべき可笑しさ」を描き続ける気鋭の監督、吉田大八。男性である吉田監督の俯瞰した目線が入ることにより、女たちの恋と、女同士の親子間に漂う繊細な愛情、そして人の弱さや痛さをもすべて包みこむ、田舎町特有の大きな友情までもが深みを持って描かれる、多面的な人間の情を賛美する作品へと昇華させました。
■個性と魅力を放つ 豪華共演・スタッフ陣
美しい風景とスタッフの熱意をスクリーンに収めた高知ロケ
ほぼ全編を西原の故郷である高知県ロケで行った本作。あけすけで温かい人間が多い独特の土壌と、太平洋に面する高知ならではの空と海の色を映像に収めることに監督はこだわった。
菅野演じるなおこを取り巻く人々も、豪華役者陣が勢ぞろい。なおこの友人には小池栄子、池脇千鶴。母まさ子に夏木マリ。母の再婚相手に宇崎竜童。そして、恋人カシマ役には江口洋介と、様々な振れ幅の個性が物語を盛り上げる。
主題歌は、高知県土佐清水市出身の注目アーティスト、さかいゆうの書き下ろし「train」。地元を愛する彼が明日からの一歩を進みだすために、そっと背中を押してくれる楽曲で深い余韻を残します。
5/22(土)新宿ピカデリー、シネセゾン渋谷、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋他、全国ロードショー
『パーマネント野ばら』菅野美穂8年ぶりの主演ということで注目度高し
2010年5月22日(土)、新宿にて、『パーマネント野ばら』の初日舞台挨拶が行われ、菅野美穂、小池栄子、池脇千鶴、畠山紬、夏木マリ、宇崎竜童、江口洋介、吉田大八監督が登壇した。
菅野美穂『パーマネント野ばら』黄色ワンピに報道カメラマンも癒され
3月25日(木)、有楽町にて、『パーマネント野ばら』の完成披露試写会が行われ、菅野美穂、小池栄子、池脇千鶴、監督の吉田大八、原作者の西原理恵子が舞台挨拶に立った。