フィリップ、きみを愛してる!
I Love You Phillip Moriss
2009/フランス/アスミック・エース
出演:ジム・キャリー ユアン・マクレガー レスリー・マン ロドリゴ・サントロ
製作総指揮:リュック・ベッソン
監督・脚本:グレン・フィカーラ、ジョン・レクア
偏差値:60.5 レビューを書く
信じられない驚きの実話! [85点]
ジム・キャリーが扮したスティーヴンが実際にこんなにノリノリな人物かどうかはわかりませんが、ジムの演技はかなり過激でパワフルです!どう過激でパワフルなのかは、ここでは書きません、いえ書けません。(笑)
それに、あのファッション(って言えないものもあり)もスゴイ!十八番の笑えるシーンを楽しそうに演じていますが、病気になるシーンのためにかなり過激な減量もしたそうです。
そして、何ともキュートでピュアなフィリップに扮したユアン・マクレガーが素敵でした。ちょっとした仕草、物腰や視線でとっても可愛いフィリップを演じています。40歳近いユアンが、まるで少年のような初々しい雰囲気を魅せていて、こんなフィリップに恋しちゃうスティーヴンの気持ちに納得しちゃいました。(笑)
また、スティーヴンの恋人ジミー役のとってもハンサムなブラジル人俳優、ロドリゴ・サントロも魅力的でした。「チェ」(2部作)のラウル・カストロ役、TVドラマ「LOST」などにも出演していて、もともとモデルのようにスタイルのいいのですが、今作の役作りのためにさらに10kgも落としてスリムなボディを披露しています。
あと、音楽がストーリーに上手く生かされていたところも楽しめました。移送されるスティーヴンをフィリップが追うシーンで流れていたのは、ビージーズの名曲「ラヴ・サムバディ (原題:To Love Somebody)」です。「小さな恋のメロディ」の中で使われていた曲で、今作ではカバーされています。また、脱獄したスティーヴンがリムジンでフィリップに会いに行くシーンでは、ロビー・デュプリーの「二人だけの夜 (原題:Steal Away)」が流れ、両方とも好きな曲だけに、シーンと重なった選曲に思わず笑ってしまいました。
笑えるシーンもたくさんあり、ホロリとさせられるせつないシーンもあり、そしてなんと言っても、これが実話ということを念頭に観ていると、信じられないことばかりで驚かされました。
2010/04/11 00:27
BLUE ROSE
トラックバックはこちらのアドレスから受付しています。トラックバックについて