ロフト.
Loft
2008/ベルギー/フリーマン・オフィス
出演:ケーン・デ・ボーウ フィリップ・ペーテルス マティアス・スクナールツ ブルーノ・ファンデン・ブロッケ ケーン・デ・グラーヴェ ヴェルル・バーテンス ティン・レイマー アン・ミレル シャルロッテ・ファンデルメールシュ マーイケ・カフメイエル マリエ・ヴィンク ヤン・デクレール ジーン・ベルヴォーツ ヴィーネ・ディエリックス サラ・デ・ルー ディルク・ローフトホーフト
監督:エリク・ヴァン・ローイ
http://loft-m.jp
アリバイに騙されるな!
5人の男たちが共有する情事部屋
手錠をかけられた女の死体
犯人が仕掛けた嘘
その結末にあなたも唖然とする。
ベルギー国民の10人に1人が見たスーパーヒット・サスペンス日本上陸!!
5人の男たちが共有したロフトルーム。それは秘密の情事部屋だった。だが、ある日、ベッドに手錠をかけられて血まみれになった女の死体が見つかった。犯人はこの部屋の特殊な鍵を持っている5人の誰か。お互いにアリバイを探りながら犯人探しをしていく。そして事件の真相がみえた時、あっと驚くクライマックスを迎える。
連続殺人犯のフェイク・ドキュメンタリーを描いた『ありふれた事件』(92)や2005年のカンヌ映画祭でパルムドールを受賞した『ある子供』(05)等、ヨーロッパ映画の中でも独自の映画色を出すベルギー映画から、今度は驚異のスーパーヒット・サスペンス映画が登場した。『ロフト.』は本国ベルギーで2008年10月26日に公開され、その週の興行収入第一位を記録。3週目に『007/慰めの報酬』に首位を明け渡して2位になるものの、5週目にはその週に登場した『トワイライト』を抑えて再度第一位となり、『ロフト.』旋風が吹き荒れる。その後2009年4月まで公開され、ベルギー人国民の10人に一人(人口1040万人に対して110万人)が劇場に足を運ぶ大ヒットとなった。そしてついに日本でもそのベールを脱ぐ。
密室が描かれたサスペンス映画といえば、古典的名作となっているA・ヒッチコックの『救命艇』(43)『ロープ』(48)が登場して以来、これまでも数多く作られ、また日本映画でも2007年に大ヒットした『キサラギ』のように、ひとつの空間を共有する人物たちの人間心理の探り合いの面白さが受けているが、『ロフト.』も人間心理をうまく手玉に取るように、思いがけない展開や、予想をひっくり返すような事態が次々と起こり、最後までどうなるだろうと想像し続けずにはいられないストーリー展開になっている。犯人は誰なのか、そしてその動機とは?5人の男たちの過去の行動と真実のアリバイが暴かれた時、この密室殺人のトリックが紐解かれ、驚きのクライマックスを迎える。
この一筋縄ではいかない緊張感漂うストーリーと脚本を手がけたのが、テレビの脚本で数々のヒットを飛ばし、ベルギー映画界に新たな風を送りこんだバルト・デ・パウ。そして監督はミッキー・ローク主演『Shades』(99/未)や第11回大阪ヨーロッパ映画祭で上映されて話題を呼んだ『ザ・ヒットマン(映画祭上映題名:『アルツハイマー・ケース』)』(03・V)で注目を浴びたエリック・ヴァン・ローイが手がけている。製作を『レスキューチーム 第40部隊』(06・V)のヒルデ・デ・ラーレ、撮影を『リュシアン 赤い小人』(98)のダニー・イルセン、編集を『王は踊る』(00)フィリップ・ラヴォエ、音楽を「アルティメイタム」(08・V)ヴォルフラム・デ・マルコと、ベルギー映画界で活躍する面々が作り上げた。
主演には、ベルギー映画界を代表する『ザ・ヒットマン』(03・V)のケーン・デ・ボーウ、『戦場のレジスタンス』(03・V)のフィリップ・ペーテルスに、ブルーノ・ファンデン・ブロッケ、マティアス・スクナールツ、ケーン・デ・グラーヴェの5人が部屋を共有する男たちを演じている。
ストーリー
男たちが個別に警察から尋問を受けている。それはある殺人事件に関しての事情聴取であった。だが、彼らは本当のことを話そうとはしない。
その数時間前の朝、ルク(ブルーノ・ファンデン・ブロッケ)は、あるマンションのペントハウスにある部屋に向かっていた。部屋の中に入ると、ベッドに手錠をかけられて血まみれで死んでいる女を発見する。ルクはあわててビンセント(フィリップ・ペーテルス)、クリス(ケーン・デ・ボーウ)、マルニクス(ケーン・デ・グラーヴェ)、そしてフィリップ(マティアス・スクナールツ)に連絡をとった・・・
11月20日(金)よりシネマ・アンジェリカほか全国順次ロードショー!