ノーボーイズ、ノークライ
2009/日本・韓国/ファントム・フィルム/114分
出演:ハ・ジョンウ チャ・スヨン 徳永えり イ・デヨン 貫地谷しほり
監督:キム・ヨンナム
脚本:渡辺あや
音楽:砂原良徳
主題歌:iLL
http://noboysnocry.com
家族を背負った亨と家族を失ったヒョング
二つの孤独な魂が触れ合ったとき、運命が動きだす
韓国からオンボロなボートにひとり乗り込み、日本の闇組織のボス、ボギョンに「荷物」と手作りキムチが入った壷を運ぶヒョング(ハ・ジョンウ)。ボギョンの手下でそのボートをいつも出迎える冴えない男、亨(妻夫木聡)。ある日、いつも通りに「荷物」を日本へ運んだヒョングが何者かに襲われ、「荷物」が消えてしまう。合流した亨と見つけた「荷物」の中身は・・・。
家族を背負い、そこから抜け出せない亨と、母親から見捨てられ、1人で生きてきたヒョング。境遇も国籍も違う。敵でもなく味方でもない。ただ生きるために2人が手を組んだとき、運命の歯車が動き出す。
家族を思いながらも、心に闇を抱えながら生きる主人公・亨を演じる妻夫木聡は、全編に渡って韓国語のセリフにも初挑戦。今までにない影のある役柄を熱演し、新な一面を見せる。もう一人の主人公ヒョングには、『チェイサー』の鬼気迫る演技で、一躍、韓国映画界のトップスターとなったハ・ジョンウ。人気と実力を兼ね備えた日韓2大キャストの絶妙に息の合った演技は本作品の一番の魅力。脚本を『ジョゼと虎と魚たち』、『メゾン・ド・ヒミコ』など唯一無比の世界観を構築する渡辺あやが手掛ける。監督は韓国の俊英キム・ヨンナム。運命に抗えない二つの孤独な魂の触れ合いを、儚くも力強く描いた、この夏一番の話題作。
8月、シネマライズほか全国ロードショー
2009年8月22日(土)、渋谷にて『ノーボーイズ、ノークライ -泣かない男なんていない-』の初日舞台挨拶が行われ、出演者の妻夫木聡、徳永えり、貫地谷しほり、柄本佑が登壇した。