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モンスターVSエイリアン

Monsters VS. Aliens
2009/アメリカ/パラマウント ピクチャーズ ジャパン/94分
出演:リース・ウィザースプーン セス・ローゲン ヒュー・ローリー ウィル・アーネット キーファー・サザーランド レイン・ウィルソン スティーヴン・コルベール ポール・ラッド 

監督:ロブ・レターマン、コンラッド・ヴァーノン
http://www.mon-eri.jp/

偏差値:58.3 レビューを書く 読者レビュー(2)

地球一ツイてないヒロイン、スーザンに奇想天外な大トラブル発生!!

結婚式当日を迎え、甘〜い新婚生活に思いを馳せ、心を躍らせているスーザン。ところが、突然落下してきた隕石に接触してしまったことから、何と身長がおよそ15mに巨大化!人生最大の舞台で"巨大な花嫁"になってしまっただけでも大問題なのに、スーザンは新種のモンスターとして政府の秘密基地に監禁されてしまう。しかもさらなる大問題は、はみ出しモンスター軍団の一員として、地球に迫り来るエイリアンの襲撃に立ち向かうハメになったこと...。「なんで!?わたし、モンスターじゃないのに!」。信じられない大トラブルに巻き込まれたスーザンは、地球イチ運の悪いヒロインとして人類を救えるのか!?映画史上空前のスケールで、普通の女性スーザンと地球に降りかかった未曾有の大ピンチを描くパニック・アニメーション超大作『モンスターVSエイリアン』の誕生だ!!
突然巨大化したヒロイン、数々の名作を生んできたパニック映画へのオマージュ、脇を固めるユニークなキャラクターたちなど、奇抜なアイデアを見事に融合させたストーリーは文字通り畳みかけるようなサプライズの連続。実写版アクション映画を凌駕する圧倒的なエンターテインメント作品となっている。しかし本作品の最大の魅力は、スーザンの姿を通して語られるヒロインの成長物語。等身大の女性だったスーザンが変化したのは単なる身体の大きさだけ?たとえはじめは思いもよらないハプニングに巻き込まれただけだったとしても、戸惑いながらもありのままを受け入れ、守るべきもののために力を出し切った時、スーザンが得たものは今まで気づかなかった生き生きとした自分。「OK、スーザン、わたしならきっとできる!」と自分に言い聞かせながら、スーザンが本当にスケールアップしたのは身体だけではなくハートだった。
そして、スーザンとともに地球の存亡を背負うことになるモンスターたちは、一度見たら忘れられない強烈なインパクトのキャラクターばかり。ゼラチン質で全身胃袋のボブ、イカレ科学者のコックローチ博士、マッチョな半猿半魚人ミッシング・リンク、100mの巨大虫ムシザウルス---彼らもまたモンスターとして世間から隔離されてはいるが、決して自分たちを否定することなく、置かれている状況を考えすぎることもなく、陽気に楽しんでさえいる。もしやこれは、現代ストレス社会への警鐘!?しかもモンスターの自覚がないスーザンから見れば、「何で私と彼らが仲間なの?」と言いたくなるほどのルックス。しかし、たとえ見た目は人と違っていても、それは素敵なことだとスーザンは気づき始める。違っているからこそお互いを認め合い、いざという時には一致団結。それぞれが愛すべき不思議な魅力に満ちている。さあ、はみ出しモンスター軍団とともに、スーザンが地球侵略を企むエイリアンと決着をつける時がやって来た!


スーザンVSエイリアンのアイデアを愛したキャスト&スタッフ

スーザンを中心としたモンスター軍団を演じるボイス・キャストは、キャラクター同様にユニークで個性的なキャストが集結。スーザンを演じるのは『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』でアカデミー賞_に輝くリース・ウィザースプーン。彼女は「普通の女の子が自分の価値観を見つけ出すところが好き」と語る通り、突然身体が大きくなったスーザンの心の変化に共感しながら役柄を大いに楽しんでいる。TVシリーズ「Dr. HOUSE/ドクター・ハウス」で2度のゴールデン・グローブ賞に輝くヒュー・ローリーが演じるのはコックローチ博士。知的なクセ者というキャラクターは、まさに彼にうってつけのキャスティング。ミッシング・リンク役には『アイス・エイジ2』、『レミーのおいしいレストラン』でも声の出演をしているウィル・アーネット。ボブ役のセス・ローゲンは、『40歳の童貞男』、『カンフー・パンダ』で見せた天性のコメディセンスで、ボブのとぼけた面白さを表現することに大成功している。その他、地球侵略を企むエイリアンのギャラクサーには『Gガール/破壊的な彼女』、『JUNO/ジュノ』のレイン・ウィルソン。エイリアンの攻撃に困惑する大統領に『奥様は魔女』のスティーヴン・コルバート。スーザンの婚約者、デレク役は『ナイト ミュージアム』のポール・ラッドが演じている。そして、スーザンたちを捕らえてエイリアンとの戦いに向わせるW.R.モンガー将軍役には「24」シリーズのキーファー・サザーランド。キーファーはこの役を、カリスマ性に富んだ型破りなキャラクターとして演じている。
ドリームワークス・アニメーションのCEOであるジェフリー・カッツェンバーグが監督に指名したのは、アカデミー賞_にノミネートされた『シャーク・テイル』で監督、脚本を手がけたロブ・レターマンと、世界的大ヒット作『シュレック2』で監督を務めたコンラッド・ヴァーノンのコンビ。彼ら2人はストーリーも担当し、本作品にかつてない躍動感とスケール感を注ぎ込んでいる。製作を担当したリサ・スチュワートは、『あの頃ペニー・レインと』、『ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密』等、女性の生き方を描いた作品を多く手がけてきた敏腕プロデューサー。彼女の存在がスーザンのキャラクター形成にも大きく影響しているのは間違いない。またビッグ・プロジェクトにふさわしく、脚本は『The Rocker』のマヤ・フォーブス、『ダージリン急行』のウォレス・ウォロダースキー、『カンフー・パンダ』のジョナサン・エイベルとグレン・バーガー、そして監督のロブ・レターマンといった面々が集められ、共同作業で奇想天外な物語を作り上げていった。音楽を手がけているのは、ハンス・ジマーとのコンビで『ダ・ヴィンチ・コード』、『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ、『ダークナイト』にも関わっていたヘンリー・ジャックマン。その他、プロダクション・デザイナーのデヴィッド・ジェームズ(『森のリトル・ギャング』)、視覚効果スーパーバイザーのケン・ビレンバーグ(『シュレック』シリーズ)、キャラクター・アニメーション責任者のデヴィッド・バージェス(『ビー・ムービー』)等、CGアニメーション作品には欠かせない分野にも超一流のスタッフが集められている。

7月11日(土)より新宿ピカデリーほか全国ロードショー!

ベッキーが巨大化!『モンスターVSエイリアン』ジャパンプレミア

ベッキーが巨大化!『モンスターVSエイリアン』ジャパンプレミア

2009年6月23日(火)新宿にて、3DCGアニメーション映画『モンスターVSエイリアン』のジャパンプレミアが行われ、吹き替え版で声をあてているベッキーと日村勇紀(バナナマン)が登壇した。