パンドラの匣
2009/日本/東京テアトル/94分
出演:染谷将太 川上未映子 仲里依紗 窪塚洋介 ふかわりょう 小田豊 杉山彦々 KIKI 洞口依子 ミッキー・カーチス
監督:冨永昌敬
原作:太宰治
音楽:菊地成孔
撮影:小林基己
照明:藤井貴浩
美術:仲前智治
http://www.pandoranohako.com/
【太宰治生誕100年記念映画】
太宰治の一番ポップな青春小説、キラキラとあざやかに完全映画化!
結核を患う少年・ひばりは、終戦を機に「健康道場」と称する風変わりな療養所に入所する。そこで出会う気まぐれな看護婦・マア坊と、美人婦長の竹さん、おかしな療養者たちとの日々。やがてひばりは生きる活力を取り戻してゆく。太宰作品には珍しい、ユーモアと希望に満ちたきらきらとした物語。
主人公の少年・ひばりを演じるのは、つややかな瞳が印象的な期待の16歳・染谷将太(『14歳』『フレフレ少女』)。彼が想いを寄せる看護婦長・竹さんに、映画初出演となる『乳と卵』の芥川賞受賞作家・川上未映子。気まぐれな看護婦・マア坊には、映画にドラマに大活躍の新星・仲里依紗(『純喫茶磯辺』『時をかける少女』)。そして、物語の鍵を握るひばりの友人・つくしに窪塚洋介(『GO』『ピンポン』)他、ふかわりょう、小田豊、杉山彦々、KIKI、そして洞口依子とミッキー・カーチス、個性派からベテランまで様々なキャストが物語を彩る。
監督は、各界で熱狂的な支持を集める・冨永昌敬。音楽に、JAZZ界のカリスマ・菊地成孔が『パビリオン山椒魚』に続き再び冨永ワールドを支える。閉ざされた「健康道場」で繰り広げられる青春時代の淡い恋と人間模様——生き急いだ天才・太宰のモダンな物語が今この現代に鮮やかに甦る!
10月テアトル新宿ほか全国順次ロードショー
2009年6月16日(火)、渋谷にて、『パンドラの匣』の完成披露試写会が行われ、主演の染谷将太、共演の川上未映子、仲里依紗、窪塚洋介、音楽を担当した菊地成孔、監督の冨永昌敬が登壇した。