2009/日本/東京テアトル/125分
出演:堺雅人 生瀬勝久 きたろう 高良健吾 西田尚美 豊原功補
監督:沖田修一
脚本:沖田修一
原作:西村淳
音楽:阿部義晴
主題歌:ユニコーン
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新進気鋭の監督登場! [98点]
南極の基地での日常を描いた作品ですが、これは相当良いです。次々と出てくる料理がどれもおいしそうで、普通の日本の家庭料理はもちろん、中華料理やフランス料理人、何でも出てきます。出てくる料理がどれも豪勢なものばかりで、たかがおにぎりさえもやたらとうまそうに見えてくる不思議。もう食べ物を見ているだけでも唾が出て幸せ気分になってきます。仕事して食べて終わりというほのぼのとしたゆる〜い毎日。麻雀やったり野球をしたり、節分には豆まきして、誕生日にはみんなでパーティをして、何もない南極で、一工夫して生活を楽しんでいる様子に癒されます。こういう何も起きない映画もいいんじゃないでしょうか。
あと、演出もうまいです。一箇所だけカメラがズームするシーンがあるのですが、とっておきのシーン、「僕の体はラーメンでできてるんだよ」というシーンで、この映画で一番笑えるシーンになっています。
2010/07/11 01:53
シネマガ管理人
2009年6月10日(水)、新宿のテアトルタイムズスクエアにて、『南極料理人』の完成披露試写会が行われ、沖田修一監督が登壇。上映終了後には業界向け試写としては異例の拍手喝采が巻き起こった。